【妙見山特別予想】クラシコこのクラス卒業の順番は回ってくるか?

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条件戦・条件馬でよく見られるフレーズの1つに「そろそろ順番」というものがあります。1着はそのクラスを抜けていくために、2着、3着が続くような馬に対して使われるのだと思いますが、裏を返せば「勝ち味に遅い」と言えます。上のクラスで負け続けるよりは確実に賞金を稼いでくるだけ馬主孝行とも言えますが、ファンの意見としてはやはり出来れば勝ち上がっていってもらいたいと思うのではないでしょうか。

今週日曜、阪神最終レースの妙見山特別に出走のクラシコがまさに「そろそろ順番」というのに相応しいかと思います。昨年10月に500万下を脱出して後は現在のクラスで6戦して2着5回、3着1回という安定感。ここまでくると馬自体が勝ちたくないという意志を持っているかのようです。

キンシャサノキセキ産駒としては1800mで2着と比較的長い距離も対応した実績もありますが、本領はマイル以下と考えると確かにそろそろ順番と言われるのも理解できます。しかし、今後はまだしも今回はまた危ないのではないかと見ています。

ひとつは阪神コースが初めてであるという点。逆に初めてである点が善戦マンを払拭する機会になる可能性も有りえますが、人気馬となるとリスクを嫌いたいところです。そして2点目が、2着続きとは言え内容は惜敗とは言い難い点です。全て勝ち馬からは1馬身以上の差を付けられており、今年は夏も休みなく走り続けて今回で7戦目ということで、そろそろ疲れも出てくるかもしれません。

1000万条件に昇格してからM.デムーロ騎手、戸崎騎手、内田博幸騎手、ムーア騎手と上位ジョッキーが騎乗しており、今回はルメール騎手に指名がはいりました。「そろそろ順番」は回ってくるか、はたまた再度1着は譲ってしまうのか、朝日杯FS後の最終レースになります、ぜひご注目ください。