【レパードステークス】ノボバカラ1800mでも粘れるか

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3歳ダート戦線のラストを飾るダートの重賞戦「レパードS(G3)」がいよいよ本日新潟で開催される。ドバイのUAEダービー(G2)では積極的な先行策で3着に粘って力を示したゴールデンバローズ(牡3、堀厩舎)や、今年は4戦2勝で地方重賞のジャパンダートダービー(G1)でも2着に健闘したクロスクリーガー(牡3、庄野厩舎)など3歳ダート戦線の有力馬が集まった。

目立つ上記2頭の裏で虎視眈々と重賞初制覇を狙う馬がいる。ノボバカラ(牡3、天間厩舎)だ。

ノボバカラは前走のユニコーンS(6/21、G3、東京ダ1600m)で2着に入着。ハイペースの展開の中、唯一先行勢で崩れず最後までしぶとく脚を使った馬だ。外枠を引かされ終始外を回った競馬だったが、直線ではあわやこのままゴールか?と思わせる見せ場も作った。しかし最後はノンコノユメ(牡3、加藤厩舎)が豪脚で差し切って勝利した。どうしても最後の差しが目立って勝ったノンコノユメに注目が集まりがちだが、厳しい条件の中で唯一ゴール前までノンコノユメの追撃を凌いだノボバカラは高く評価できる。

今回のレパードSでは1800mという距離を不安視する声もあるが、距離の不安は1600mを主戦場としてきたゴールデンバローズにも同様に言えること。クロスクリーガーも初の中央重賞、初の新潟と不安は隠せない。それぞれがそれぞれの不安を抱かえる中、前走では厳しい条件の中で粘りを見せたノボバカラが、距離の壁を乗り越えて重賞初制覇を狙う。