【芙蓉S予想2020】ウインルーア、牝馬鬼門のレースに紅一点参戦

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2歳オープン芝2000mに参戦してくる競走馬といえば先々は皐月賞、ダービーなどクラシックを視野に入れてくる牡馬たちというイメージがあります。中距離の苦手な若駒にとってもマイルやスプリントなど路線ごとのローテーションは整備されてきていますが、一方で中距離を得意とする牝馬にとってはレース選択に苦労することの多い時期とも言えます。

ゴールドシップ産駒のウインルーアもそんな牝馬の1頭で、前走は札幌2歳ステークスに挑戦するも9着に敗退という中、再び牡馬相手のオープン挑戦となるのが日曜中山9レースに組まれている2歳オープン芙蓉ステークスです。

デビュー戦に出走した芝1200mでは6番人気11着と大敗を喫しましたが、続く2戦目の未勝利戦では一気に3F延長した芝1800mに挑戦し、単勝1倍台の抜けた人気馬2頭を下す金星を挙げました。

そして前走の札幌2歳ステークスへと続きますが、デビュー戦と同じく後方でもがいてそのまま流れ込む形での敗戦ということで、2戦目に見せた良さが全く出せず、脆さも露呈した一戦となりました。

今回は9頭だてということで、勝利した2戦目ほどではありませんが少頭数での競馬になるため、改めて見直したい1頭だと思われます。

デビューからコンビを組んでいる横山武史騎手は今年絶好調といえる戦績で、来年はさらなる飛躍も狙える美浦の若手有望株の1人です。今回も牡馬相手ということもあり伏兵扱いになりそうで馬券妙味も期待できます。

過去5年のデータでは、牝馬は6頭の参戦ですべて着外という結果となっており、母数が少ないものの厳しいデータとなっています。そのデータを覆すだけの素質の持ち主かどうか、牝馬で唯一の参戦となるウインルーアには注目してほしいところです。