【弥彦ステークス2025予想】波乱含みの条件戦!人気馬苦戦の過去傾向に注意

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今週日曜の新潟メインレースに組まれているのは、芝1800mで行われる4歳以上3勝クラスの「弥彦ステークス」。

過去4年のデータを振り返ると、連対馬はいずれも6番人気以内に収まっており、比較的堅めの決着が続いているが、勝ち馬に限定すると3番人気以内で勝利しているのは1番人気馬のみで、昨年のセレシオンに限られる。また、3着までを広げてみると二桁人気馬の食い込みもあり、人気馬をそのまま信頼するには難しい一戦だ。

所属別では関西馬が大きく優勢で、関東馬は5番人気以内に推された馬でも2着1回にとどまっており、ここは関西馬を中心に考えるのがセオリーとなる。今年の上位人気想定馬も関西馬が多く、なかでもハーツクライ産駒の4歳牡馬・ファーヴェントは1勝クラス、2勝クラスを連勝中で、新潟芝コースでも勝利経験があることから有力視される。

新潟芝コースは今回が初めてとなるキズナ産駒の5歳牡馬・プッシュオンにも注目したい。前走はモレイラ騎手を確保して臨みながら4着に敗れたが、陣営の高い期待値がうかがえる内容だった。追い込み脚質のため展開に左右される面はあるものの、芝1800mではすでに3勝を挙げており、中5週のローテーションも実績がある。今回は国分恭介騎手とのコンビで臨み、ファーヴェントが初の58キロを背負う中、自身は斤量に慣れている強みを生かしたいところだ。

リアルスティール産駒の4歳牡馬・ナムラエイハブは、新潟芝コースで1戦1勝という実績があり、前走の夢洲ステークスでは逃げて3着と、1番人気に支持されながら勝ちきれなかったものの、大崩れはしていない。ハナを奪えたときにはしぶとさを見せており、今回もすんなりと先手を取れるかがカギとなりそうだ。控えると甘くなるタイプだけに、吉田隼人騎手の積極的な騎乗に注目が集まる。