【JRA弥生賞ディープインパクト記念2025】三強で決着なるか?穴馬で狙うならファウストラーゼン

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日曜の中山メインは芝2000mで行われる3歳馬限定のG2・弥生賞ディープインパクト記念が組まれています。3着以内の馬には皐月賞の優先出走権が与えられる重要な前哨戦で、今年は14頭立てでの開催が予定されています。

昨年のホープフルSを無敗で制したクロワデュノールは皐月賞直行のため不在ということで、実績最上位は朝日杯フューチュリティSで2着に健闘したミュージアムマイルとなりそうです。今回は初の関東遠征に加え、距離がさらに2ハロン延長される点が課題。距離適性をどう評価するかが、馬券検討のポイントとなりそうです。

対するヴィンセンシオは、祖母に名牝シーザリオを持つ良血馬で、芝2000mで2連勝中。今回は新馬戦で手綱を取ったルメール騎手との再コンビとなります。収得賞金900万円では皐月賞出走は厳しいだけに、最低でも3着以内、さらにダービーを見据えるなら2着以内が欲しいところ。しかし、中間に皮膚炎を発症していた点がやや気になる材料です。

そしてジュタは、デビューから3戦連続で坂井騎手が騎乗。ホープフルSでは8番人気ながら4着と健闘し、同じ中山芝2000mで今回のメンバー構成なら、前走・若駒Sからの連勝も十分に狙えそうです。

穴馬候補として注目したいのは、ファウストラーゼン。1勝馬ながら、ホープフルSでは17番人気の低評価を覆し3着と大激走しました。近親には芝1200mで活躍したペイシャフェリシタがいる血統で、父モズアスコットもマイル戦を得意としたタイプ。そんな血統背景の中で芝2000mで好走している点は、競馬の奥深さを感じさせます。デビュー戦こそ崩れたものの、2000m戦ではいずれも人気以上の走りを見せており、1勝馬ながら皐月賞への切符を掴めるか注目したい1頭です。

クラシック戦線を占う上で重要な一戦となる弥生賞ディープインパクト記念。実績馬が貫禄を見せるのか、それとも新たなスターが誕生するのか、見逃せない一戦となりそうです。