中谷雄太騎手、G1馬の姉に続いて注目の妹のデビュー戦にも騎乗へ

今週はメールドグラースがオーストラリアのG1・コーフィールドカップへと参戦というわけで、馬券の発売も決まっています。5年前のアドマイヤラクティぶりに日本馬の勝利となるかも注目ですが、オーストラリア遠征では来週のコックスプレートに出走予定のリスグラシューも期待の1頭です。

そんなリスグラシューは栗東・矢作厩舎の管理馬ということもあり、どちらかというと日本人騎手の起用が多いイメージだったのですが、昨年の秋以降は外国人騎手の起用をはじめ、策が見事にはまったかG1を2勝する大活躍となっています。その妹リリレフアが日曜新潟の牝馬限定芝1600mのメイクデビューに参戦予定となっています。

鞍上はどうなるか注目となっていましたが、菊花賞当日のローカルのメイクデビューでリーディング上位陣は不在。ということで、姉の未勝利脱出までも共にした栗東移籍後に成績が伸びてきている中谷騎手へと手綱が回ってきました。父はリスグラシューのハーツクライからロードカナロアに変わっており距離適性がどうでるかが当面の課題。

中谷騎手飛躍のきっかけとも言える矢作厩舎の期待馬であるため、恩返しになる結果につなげたいところです。

古くは敗戦から乗り替わりの声もあがりながら引退まで共に戦ったテイエムオペラオーと和田竜二騎手など、馬が騎手を育てるという考え方もあるため外国人ジョッキー全盛の今だからこそ、古風とも言える調教師、騎手、馬主の三位一体の信頼関係で成長していく人馬をみたいという思いもあります。

血統面から見ても上位人気は間違いないでしょう。G1の裏開催ですが注目の新馬戦となりそうです。