【関越S予想2020】復活なるか、無傷の3連勝からもがき苦しむ素質馬ザダル

記事「【関越S予想2020】復活なるか、無傷の3連勝からもがき苦しむ素質馬ザダル」のサムネイル画像

マイルも長距離もこなした現役時代の活躍から、産駒の活躍がどういったものになるか期待がかかる種牡馬トーセンラー。繁殖牝馬の数は多く集まってはいないものの、その中から注目している一頭が今週日曜新潟のメインレースに組まれている関越ステークスへと出走する4歳馬ザダルです。

美浦・大竹厩舎の管理馬で、デビューから3連勝でプリンシパルSを制しているように持っている能力は高いのはこれまで背負ってきたオッズからも伺えます。その秋セントライト記念で3着に入り菊花賞の優先出走権を得たものの、本番では6番人気13着と大敗してしまい、その後も人気を下回るレースが続いています。

デビュー3戦で結果を出してきた距離が芝1600mと芝2000mということで、今年の中山金杯も3番人気8着と芳しい結果が出ていないものの、前走の芝1800mメイステークスは2番人気3着と復帰の兆しを見せており、改めて同距離の今回期待してみたいと思います。

3歳時には5戦中4戦が石橋脩騎手騎乗ということで主戦といえるポジションにいるかとは思いますが、今年に入ってからはマーフィー騎手、ルメール騎手と乗り継いできており、今回もまたテン乗りとなる川田騎手を確保して挑みます。メイSでは3着ながら勝ち馬から半馬身差ということで、古馬戦線においてもオープンレースであれば勝ち負けが狙える下地はできていると思われます。

新潟コースは初参戦となりますが、左回りコースはプリンシパルS、メイSと3着以内を外しておらず、今回も上位人気が予想されますが、巻き返しに期待したいところ。

収得賞金2100万円ということで、ここを勝っても重賞戦線へ舞い戻るには微妙なラインですが、逆にここを勝たねばスタートラインにも立てないとも言えます。昨年5月以来の勝利を挙げられるか、ぜひ飛躍のレースにしてもらいたいです。