【注目新馬】フォイヤーヴェルクがついにベールを脱ぐ!お相手にはリオンディーズ

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今年もっとも注目を集めた2歳馬と言っても過言ではないでしょうフォイヤーヴェルクがいよいよ今週の京都新馬戦2,000mにてデビューの見込みです。曰く「モンスター」であるとか「別の生き物」だとか、様々な形で形容され、絶賛されてきました。

フォイヤーヴェルクの血統をおさらいしてみますと、父はディープインパクト、母ナイトマジックはドイツオークス馬でG1を合わせて2勝している名馬。その初仔ということもあり、国内外から注目を集めている同馬ですが、その評価・注目度はまるで父ディープインパクトのデビュー前のようではないでしょうか?スプリングSを制したブラックタイドの弟がどうやら常識はずれに走るらしい、そんなうわさ話をさらに突き抜けるかのような走りで競馬ファンを驚かせてくれたディープインパクト。

引退後も種牡馬として抜群の活躍を見せてくれています。はやくもジェンティルドンナなど驚異的な成績を残す産駒が出てきている一方で、牡馬にはまだ後継馬が出ていないのではないか。そういった面ではオルフェーヴル、ゴールドシップを輩出したステイゴールドのほうが面白いとさえ思います。そんなディープインパクトの後継馬という名誉を手に入れられるか、半信半疑ながらやっぱり期待してしまう、そんな空気感がたまらないデビュー前のこの時期です。

そしてさらにこの新馬戦、注目の新馬リオンディーズも出走予定となっています。リオンディーズは父キングカメハメハ、母シーザリオの超良血。フォイヤーヴェルクさえいなければ話題は独り占めだったでしょう。父キングカメハメハもディープインパクトと人気を二分する種牡馬、そしてシーザリオは言わずと知れた日米オークス馬でもあり、菊花賞・ジャパンカップを制したエピファネイアの母でもあります。

エピファネイアにより走る仔を産むことは証明済み。キングカメハメハとのカップリングはリオンディーズで3頭目になります。兄トゥエルフスナイトは新馬戦勝利するも体調が戻らずそのまま引退。姉ヴァイオラはデビュー前に蹄葉炎を発症し死亡と、体の弱さが危惧される血統ですが、1戦1勝の戦績から、走りに関する能力は期待がされます。

調教時計を見ると現状ではフォイヤーヴェルクよりもリオンディーズのほうが有利。下手な重賞よりもよっぽど注目度の高いこの新馬戦。されど新馬戦なので馬券を買うのは恐ろしいですが、先物買いでもないですけれどひとつ注目の血統馬に唾をつけてみてはいかがでしょうか?