レーヴドスカー産駒レーヴァテインが新馬戦勝利

レーヴァテイン(2歳牡・父ディープインパクト)が先日行われた中山での3歳新馬戦に優勝しました。レーヴァテインの母レーヴドスカーは産駒すべてがオープン馬となり、G1、重賞勝ち馬も輩出する超名牝として知られていますが、もう一つ非常に怪我の多い血統であるという点で有名でもあります。

初仔は未出走のまま死亡し、3番目のレーヴダムール、5番目のレーヴドリアンは死亡、4番目のアプレザンレーヴも屈腱炎で3歳時に引退、はじめて繁殖入りしたレーヴディソールも阪神JFを制した期待の牝馬でしたが、骨折により4歳の年初に引退。もはや血統的に体の弱いことが否定できなくなったためか、調教に万全を期しているのか、それ以降のレーヴデトワール、レーヴミストラルは順調に出走を続けておりますが、レーヴディソールの子供アラバスターに先月骨折が判明し、現在休養中と、いろんな種牡馬と交わってはいるものの、爆弾を抱えた血統であるようです。

そんなレーヴァテインですから、走ることはやはり期待されているものの、いつ故障してしまうのか、という心配がつきもの。特に昨年は実力馬に怪我が多く発症した一年という印象があります。血を繋いでこそのサラブレッドでもあり、無事是名馬とは言いますが、怪我に泣く名馬も当然います。レーヴァテインはどのように育つのか、血統背景的に活躍は必至ですので今後もお見逃しなく!