藤田菜七子、今週日曜は関西へ!園田で落馬した苦い思い出を勝利で断ち切ることはできるか?

デビュー2年目となる藤田菜七子騎手は今年は初物尽くし

先月21日にマカオの「マカオ国際男女混合ジョッキーズチャレンジ」にJRA代表として武豊騎手とともに招待され参加。海外初勝利はおあずけとなったが、7番人気の馬を4着に持ってくるなど健闘して見せた。

初の海外遠征を経験すると、今度は初の関西遠征だ。今週5日の日曜は京都に遠征し、日曜京都8R(ダート1800m)にブルーボサノヴァ(牝6、美浦・和田雄二厩舎)で騎乗する予定となっている。

初の関西とは言っても、地方競馬で兵庫県尼崎市にある園田競馬場には昨年7月に騎乗をしている。中央の主要競馬場では今回が初めてということになる。関西の藤田菜七子ファンにとっては嬉しい朗報であり、藤田にとっては前回の園田競馬場での雪辱を果たすチャンスだ。

というのも、藤田は昨年園田に遠征した際は2鞍目の7Rで2着に入着するもゴール直後に落馬をし、その後のJRA交流レースを含む2レースが乗り替わりとなってしまった。「関西のみなさんに申し訳ないのと、全4鞍に乗れず残念です」というコメントを残し関西を後にし、何とも苦い思い出の初遠征となってしまった。

今週日曜日に藤田が騎乗するブルーボサノヴァは昨年5月からコンビを組んでいる馬で、今回が5回目の騎乗となる。ブルーボサノヴァにとっても京都は初コースとなる。人馬ともに初コースを経験することになるが、落馬で涙した前回の雪辱を果たすためにも、今週は関西のファンの期待に応えたいところだろう。