【京都牝馬S注目馬2017】穴党は見逃せないダンツキャンサー!平坦の芝1400はベスト舞台
2月18日(土)の京都競馬場のメインは、第52回京都牝馬S(GⅢ)。昨年の勝ち馬クイーンズリングは、このレース快勝を皮切りに秋にはエリザベス女王杯を制覇。2着マジックタイムもその後重賞2勝と、牝馬トップレベルへと成長を遂げました。今年もこの中からヴィクトリアマイルなどで人気を集めそうな馬もいるだけに、注目の一戦でしょう。
桜花賞馬レッツゴードンキと、スワンSの勝ち馬アルビアーノが人気を分け合う形となりそうですが、ともに全幅の信頼を置けるタイプではありません。思い切った穴狙いが功を奏する気がします。そこで狙いは、ダンツキャンサー(牝6 栗東・谷潔厩舎)。
アドマイヤジャパン産駒の数少ない活躍馬ですが、この産駒にはある共通点があるのです。それは「平坦コースに強い」ということ。代表産駒テイエムダイパワーは、全5勝中3勝が平坦コース。桜花賞に駒を進めたシーブリーズライフも3勝中2勝が平坦で、菊花賞に出走したビービージャパンも3勝すべてが平坦コースでした。現役馬トルークマクトは少し例外的で東京コースでの強さが目立ちますが、しっかりと福島・新潟で1勝ずつを挙げています。
ではダンツキャンサーの成績はどうかと言えば、全4勝中3勝が平坦コース。OP2着、重賞3着もともに平坦でした。さらにベスト距離は、3勝を挙げるこの芝1400。昨年は逃げる形で9着と惨敗でしたが、この1年で控える競馬もマスターしました。今回は久々となりますが、水曜日の追い切りでは、栗東坂路51.9-38.0-25.1-12.7を馬なりでマーク。久々を苦にするタイプではなく、特に不安はないでしょう。
そして極めつけの買い材料が鞍上の田中学騎手。兵庫県競馬を代表するジョッキーで、2014年にはハイレベルな園田競馬で276勝を挙げ、全国リーディングにも輝いた実力者。個人的には、ダイトクヒテンで単勝万馬券を演出した2000年若駒ステークスが忘れられませんが、今週もそれぐらいのインパクトを残してくれるはずです。