意外?私は競馬否定派だった

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私が大学在学中のこと。年は20歳を迎え、バイトやサークル活動に本業の学業と、青春真っ盛りだった今から20年前、バイト先で競馬好きの同僚がいました。私は大学2年で学生ですから、当時は法律で馬券の購入は許されていませんし、競馬に魅力を感じていなかったのです。

競馬好きの同僚は競馬の面白さを力説するのですがピンと来ません。パチンコは学生でもOKだったので、私が言った言葉は「馬が走って、人が乗ってそんなに不確定要素が高いものの何処が楽しいの?」です。

今考えればそこが一番楽しいところであるのは自明の理ですが、最初はパチンコ派だったのです。まあ、見栄を張りたかったのもあったと思います。競馬に関しては知識が全くありませんでしたからね。その時、彼は競馬の知識では到底敵わない相手でした。その為、競馬を否定したのかも知れません。

実際、当時からダビスタは予約して買っていたお気に入りのソフトでした。競馬ゲームが楽しくて本当の競馬を楽しめない人は先ずいないと思います。私は見栄を張りたかったのです。負けず嫌いな一面は小さい頃から持っていました。

走るのもクラストップじゃないと納得いかないタイプでした。そんな私が競馬を好きになったのは、阪神大賞典のナリタブライアンとマヤノトップガンの2頭の壮絶な叩き合いを見たときから。何故かこの年の阪神大賞典は土曜日に行われていたのを鮮明に覚えています。

ナリタブライアンの名前は知っていました。今思えばやはり三冠馬の知名度はすごいものです。マヤノトップガンも相当強いと言うのは友人から聞いていたので、この2頭で決まるのか、配当はどれくらいか聞いたら馬連2倍。つまり1000円が2000円になる程度で、しかも来ない可能性もある。やはりリスクが高いと感じました。

しかし、いざレースを見てみれば心を動かされる、残り200Mからの壮絶な叩き合い。見てるこっちが痺れてしまいました。競馬を好きになるのは馬券でビキナーズラック以外にもたくさん入り口はありますね。