【弥生賞2017】主役級のブレスジャーニー回避、本番へ向けて慎重な姿勢を見せる陣営
3月5日(日)に中山競馬場で開催される第54回弥生賞に登録していたブレスジャーニー(牡3、美浦・本間忍厩舎)が同競走を回避することがわかった。調整が遅れ気味であったことが回避の主な原因で、同馬を管理する調教師の本間師は「権利はある、無理はしない」とコメントし、慎重な姿勢を見せた。
ブレスジャーニーは今回の弥生賞では主役級の出走馬。ある程度の人気を集めることが予想されていただけにファンにとっては回避のニュースは残念ではあるが、賞金を持っていることは何より大きく、状態が万全でないなら回避は妥当だろう。今後については「この後のローテについては調整の様子を見て決めたい。」と本間師はコメントしており、トライアルを使って臨むのか、ぶっつけ本番で臨むかは流動的となりそうだ。
皐月賞へ直行なのか、最大目標のダービーへの直行か、まだまだ調整次第ということになりそうだが、素質馬なだけに今後の動向は気になる。本間厩舎は昨年秋にブレスジャーニーでサウジアラビアRC(G3)と東京スポーツ杯2歳S(G3)を優勝し、重賞初勝利をあげたばかりの厩舎。G1初制覇が期待できる貴重な馬を預かっただけにここは慎重に判断を下していきたいところだろう。