【弥生賞2017予想】コマノインパルス、ここは条件的に魅力
はやいものでもう2017年も3月となりました。温かい日も増えてきており、花粉に悩まされる人もまわりに増えてきました。春ももうすぐそこまでという今日この頃ですが、競馬の方も春のクラシックのトライアルが始まり、徐々に盛り上がってきたという感じがします。
さて、今週末はいよいよ皐月賞トライアルの弥生賞が中山で開催されます。例年堅い決着が多く実力通りに決まる傾向が強いレースですね。昨年は2番人気のマカヒキ、1番人気のリオンディーズ、3番人気のエアスピネルの順での決着となり、三連単でも830円という驚きの低配当を叩き出してくれました。配当的には全く面白くありませんでしたが、レベルの高いレースを繰り広げ、後のクラシックも大いに盛り上げてくれました。
とにかく上位の信頼度は高いレースですから、今年も人気上位を中心に馬券を組んでいきたいと思います。今年は昨年ほどインパクトのある馬が揃ったわけではありませんが、まだ伸びしろがある馬もチラホラといるので、ここらで強い競馬を見せてくれる馬も出てきそうですね。
中山2000mなら条件的に走り慣れているコマノインパルス!
今回人気上位の有力候補で紹介させていただきたいのはバゴ産駒のコマノインパルス(牡3、菊川正達厩舎)です。前走は今回と同じ舞台である中山芝2000mで開催された京成杯を優勝し、重賞初勝利をあげました。2走前も同じように中山芝2000mの葉牡丹賞で2着に入着していることからも、中山は得意な舞台と言えるでしょう。鞍上はまだ確定しませんが想定では田辺裕信騎手となっており、デビューからこの馬の手綱を握る田辺騎手が乗るなら心強いです。
前走は馬場が重めで、ペースも流れ気味。後方外目で様子を伺いながら最後は序盤で外から一気に出していっての差し切り勝ちという内容でした。後半は勝負どころで2着馬のガンサリュートに詰め寄られて余裕のゴールとまではいきませんでしたが、コーナーでも動ける起用さもありますし、葉牡丹賞ではホープフルS勝ちのレイデオロ相手に正攻法で挑んで2着に検討する競馬も見せております。今回相手が強化されますが、中山が舞台という強みもありますし、強敵揃いの中でも勝ち負けできる力があることはすでにこれまでのレースで証明できております。
クラシックで勝ち負けするにはまだ若干物足りなさがあるかなという印象はありますが、これまでのパフォーマンスは十分高く評価できる内容です。中山2000mの弥生賞では、条件的にも走り慣れているコマノインパルスが色々な面でアドバンテージがあると見ております。