JRA東海S(2022)は“大逃げ”期待のアノ馬から勝負!

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翌月に行われるG1のフェブラリーSへ向けた重要なステップレースということもあり、例年力のある面々が揃う東海S。今年も本格化を迎えた4歳・5歳世代の実力馬が複数揃ったという印象ですが、中でも注目しているのが前走のベテルギウスSを勝ったアイオライトです。

2歳時には全日本2歳優駿で2着に好走する素質を見せていましたが、体質面の弱さで中々使えず、昨年末のベテルギウスSを快勝してついにオープン勝ちを果たしました。

ようやく順調にレースを使えるようになってきた中で、2走前の福島民友Cでこれまで走ってきた1400mから1700mへと距離を延ばして2着に好走。これをキッカケに1800mのベテルギウスSも快勝と、距離を延ばして良さが出てきています。そのベテルギウスSは好スタートから逃げて直線でも上がり2位の脚で2馬身半差の完勝と、強い勝ちっぷりでした。コーナー4つの息が入るコースは合いそうですし、今回は同じ逃げ馬候補のサルサディオーネが同レースを回避したことで一気にチャンスが出てきました。

実力も当然評価していますが、小さな牧場から誕生したサマーセール270万円の格安馬という背景や、ローレルゲレイロ産駒待望の重賞馬への期待など、何とか勝ってほしいという個人的な想いも強い1頭です。スムーズに先手が取れる可能性が高くなったここは、激走に期待したいと思います。

続いて相手ですが、今回対抗馬で最有力視しているのが、6歳にして重賞初制覇を狙うブルベアイリーデです。昨年春までは1400mを主戦場としていた馬ですが、3走前に1800mのBSN賞を快勝したことをキッカケにレースに幅が出てきました。

2走前のシリウスSでは好位の内目を追走して3着に粘り込むしぶとい競馬を見せ、前走の武蔵野Sでも4コーナーで寄られる不利がありながら、勝ち馬と0秒4差の4着に善戦しました。機動力が求められやすい中京の1800mは合いそうですし、短い距離では出来なかったスムーズな位置取りもこの距離なら十分可能。追い切り評価が高い馬としても紹介させていただいたように現在状態は絶好調のようですし、上位浮上は十分可能と見ます。

ということで今年の東海Sは本命アイオライト、対抗ブルベアイリーデという予想で勝負したいと思います。