【天皇賞春2017予想】波乱傾向は強いが、さすがに今年ばかりは堅いかも?
30日(日)は牡馬長距離戦線の頂上決戦、天皇賞春が開催。かつては王道、王者が勝つレースというイメージが強かったが、近年の天皇賞春はというと、過去10年で二桁人気が絡んだ年は7回、三連複で万馬券にならなかったのはたったの1回のみとなかなか波乱傾向が強いレースとなっている。
今年は何と言ってもキタサンブラックとサトノダイヤモンドの一騎打ちが見どころだろう。この2頭が人気の中心になることは間違いない。しかし、波乱多き天皇賞春は1番人気の成績もヒドイ内容だ[0-0-1-9]。どちらが1番人気になるかはまだわからないが、データ的には信頼度はかなり低めである。
2012年、1.3倍の1番人気に推され確勝とまで言われたオルフェーヴルでさえ11着に大敗していることを考えると、疑いたくなる気持ちもよくわかる。かくいう私もあの時オルフェーヴルから買っていたファンの1人だし、なんなら翌年2013年も1.3倍のゴールドシップから買っており、痛い目を見ている。競馬というのは何が起こるかわからないという言葉が2年連続で深く身にしみたレースだった。
とは言えだ、「今年はさすがに」と個人的には思うところがある。古馬の王道路線はやはりキタサンブラックとサトノダイヤモンドの2強が飛び抜けている。長丁場の天皇賞春は後ろで悠長に構えているとオルフェーヴルクラスの馬でも大敗するレースでもあるが、今回は前で競馬をするキタサンブラックに自在性があるサトノダイヤモンドだ。過去データよりも過去の内容を重視したいと思う。
さらに、日経賞勝ちのシャケトラ、昨年の天皇賞春3着、阪神大賞典2着のシュヴァルグラン、有馬記念2年連続着内のゴールドアクターといった長距離巧者が揃っていることからも、人気薄が絡めるようなスキもなさそうに思える。
1人気が飛んでるからと言ってこれを軽視して泣きを見るパターンは嫌だし、無理に穴目を狙うぐらいなら他のレース買ったほうが良さそうだ。今回はやはり、まずはキタサンブラックとサトノダイヤモンドを中心に考え、無駄な馬券は極力手を出さずに狙っていきたい。