JRA中山記念(2022)は“令和のツインターボ”パンサラッサの逃走劇に期待!
今週からは中山競馬が開催。開幕週の馬場ということで、速い馬場を考慮して予想を組み立てていきたいと思います。
今年はラストランを迎えるコントラチェックをはじめ、福島記念を逃げ切ったパンサラッサ、七夕賞を逃げ切ったトーラスジェミニなど、逃げ馬候補が多数集結。そんな中で狙いたいのは、福島記念の勝ち馬、パンサラッサです。
2走前の福島記念は、1000m通過57.3秒という驚異のハイペースで逃げ切り勝ちを達成。93年の七夕賞を豪快に逃げ切った名馬ツインターボと、勝ち時計、ラップ、上がりタイムが相違無かったことから「令和のツインターボ」として一躍注目を集めました。
マークされる身分の今回は厳しいという見方も出来ますが、無理に追いかければ自滅しかねないという不安は他の先行勢にもあるでしょうし、阻止しにいくメリットがあるようには思えません。トーラスジェミニは絶対ハナを切りたいタイプでもなく、コントラチェックも引退前に無茶な競馬はしなそうな気配。となれば、逃げ・先行馬で一番信頼度が高いのはパンサラッサでしょう。
中山の芝は4戦して全て掲示板外と実績は乏しいですが、うち3戦は2000m以上で距離が敗因の可能性大。昨年の中山記念は7着に敗れていますが、まさかの出遅れで控えて外をまわってと本来の競馬が全く出来なかったので、度外視しても良いでしょう。今回大逃げしてバテたとしても差しきりそうな強い差し馬も不在ですし、ここは残る可能性十分と見て、パンサラッサを本命軸馬として最有力視したいと思います。
続いて相手ですが、今回逃げ・先行勢多数でハイペース差しが決まりそうな気配もありますが、前述したように逃げ馬候補同士で無茶をし合うような展開にはならなそうで、意外にも隊列はすんなり決まると見ています。今回は速い時計でも前で受けれる馬が多いですし、前残り決着が濃厚。ということで相手も先行馬から狙っていきたいと思います。
対抗で最有力視しているのは、昨年の同レース3着のウインイクシードです。中山芝は2年前の中山金杯・2着を含め2勝、2着4回、3着3回と好成績です。
昨年の同レースは番手からの積極的な競馬で緩みのないペースながらも差のない3着に好走。流れても対応できるのは大きな強みです。前走の中山金杯は6着でしたが、外枠が響いて持ち味である立ち回りのうまさが生かせないレースでした。今回4枠7番と外枠は避けれたので、不安材料はかなり少ない1頭です。逃げるパンサラッサの番手に控え、直線抜け出す競馬で問題はないと感じます。
ということで今年の中山記念は、本命パンサラッサ、対抗ウインイクシードという予想で勝負したいと思います。