【NHKマイルC予想2017】オッズが読めない上位拮抗の混戦ムード!
7日(日)は東京競馬場で第22回NHKマイルCが開催。春のG1シーズンも中盤に差し掛かってきたというところだろうか。ここまでキタサンブラックが制した大阪杯と天皇賞春以外は波乱の決着が多かった春のG1。今週のNHKマイルCもかなりの混戦模様で、一筋縄ではいかなそうなメンバー構成となっている。
とりあえずそんな中でも上位人気となりそうなのは、前走桜花賞4着馬のカラクレナイと、前走スプリングSでは10着と惨敗も、朝日FS2着の実績があるモンドキャンノの2頭。3歳牝馬のカラクレナイは輸送や距離の不安はまだあるが、前記事でも記したように個人的には馬の評価は高いので注目はしたい一頭。ただ、G1で1番人気になるほどの馬というわけでもないので慎重になる必要がある。
モンドキャンノはまず前走のスプリングSについてだが、1800mはやはり長かったしここは度外視しても良いのかなという感じはする。ただ、序盤の掛かる一面や3~4コーナーで動かそうとしても反応がなかったところなどを見ると、なかなか乗るのが難しそうな馬だなという印象を受けた。距離が長かったのはもちろんだが、結果的には序盤に脚を使ったことに加え、全体的にペースが早かったのでああいう結果になったのだろう。今回はマイルへの距離短縮はプラスに働きそうだし、前半スローペースになりそうなら見せ場は作れそうだ。
その他の上位も同等評価、上位拮抗の混戦ムード!
個人的にカラクレナイとモンドキャンノの評価は良いのだが、今回のメンバーの中で特別抜けて良いかと言われるとそうでもない。例えば、前走の桜花賞で5着だったアエロリットなんかはマイル戦が[0-3-0-1]と安定しており、クイーンCで2着など東京マイルの実績があることも魅力だ。
前走ニュージーランドT3着のボンセルヴィーソも東京コースは未経験も、マイルは[0-1-2-1]と比較的安定しているし、現在5戦連続で馬券に絡んでおり、前で競馬をしてきてここまで実績があるのだからここも期待できる。
このように、今年のNHKマイルCは同等の評価をしたい馬が多数いる。傾向的には二桁人気の馬もよく絡むレースで穴馬も入れたいところでもあるので、馬券考察に頭を悩まされている次第である。少点数で買うのが性分だが、今回ばかりはボックスに頼ってもいいかもしれない。