【ダービーシリーズ第1弾】九州ダービー栄城賞はスーパーマックスで決まり
5月28日(日)は、いよいよ競馬の祭典「日本ダービー」。世界各国のホースマンが注目する大一番ですが、その数時間後にはもうひとつのダービーが発走を迎えます。それがダービーシリーズ第一弾となる、「九州ダービー栄城賞」。
昨年まではダービーWeekという名目で、九州・岩手・北海道・大井・兵庫・東海の6地区を対象に施行されていましたが、今年から金沢(石川ダービー)、高知(高知優駿)の2地区を加えて全8地区となり、名称もダービーシリーズと変更されて開催。各地区のダービー優勝馬は、7月に行われる中央交流競走のジャパンダートダービーの出走馬として選定されます。
その口火を切るのが、佐賀競馬場で行われる栄城賞(ダ2000)。過去5年を見てみると、14年は7-10番人気決着で馬連536倍と荒れましたが、1番人気が3勝と基本的には平穏な結果に収まる傾向。今年もこの流れに逆らえそうにない馬が出走を予定しています。
それが、スーパーマックスです。佐賀生え抜きとして、2歳時は九州ジュニアチャンピオン、天山賞の2重賞を含む5戦5勝。年が明けると勢い十分に大井へと移籍しましたが、結果は8、6着と奮わず、すぐさま目標を切り替え、佐賀へと戻ってきました。
前走の佐賀皐月賞は転厩緒戦に加えて、初めての古馬相手。スタートも一息でしたが、終わってみれば6馬身差の大楽勝。これで佐賀では6戦6勝負けなしと、やはり地元なら手が付けられない馬ということを再認識させられました。
日本ダービーにシンザン記念勝ち馬キョウヘイを出走させ、初年度産駒から中央、地方問わず、大ブレイクのリーチザクラウン産駒。レースの格云々はさておき、産駒初のダービー馬はスーパーマックスで決まりでしょう。