【ダービーシリーズ第3弾】2冠達成間違いなし!勢い止まらぬドリームズライン

6月6日(火)名古屋競馬では、ダービーシリーズ2017の第3弾となる、第47回東海ダービーが行われます。九州ダービー栄城賞を制したのは、1番人気のスーパーマックス。第2弾の北海優駿も1番人気ベンテンコゾウが快勝と、ここまでの2戦はともに人気馬がキッチリと仕事を果たす形に。東海ダービーも人気通りの決着となるのでしょうか。

今年の1番人気は、1冠目の駿蹄賞を制したドリームズラインでしょう。元々は、栗東の中尾秀正厩舎からデビューした同馬。7月10日の新馬戦(芝1400)11着、一息入れて10月1日の未勝利戦(芝1400)へと出走しましたが、ここでも結果が出ず14着と惨敗。これで見切りをつけられたのか、すぐさま登録を抹消され、今の名古屋・川西厩舎へと移籍。中央在籍期間は僅かに3ヶ月でした。

ダートで開花しダービーへ!

11月に移籍緒戦を迎えると、初めてのダートにかかわらず、単勝1.4倍の断然人気に応えて見事快勝。その後も順調にキャリアを積み重ね、年明けの重賞・新春ペガサスカップで2着と好走すると、その勢いはさらに加速度を上げ、1冠目の駿蹄賞も難なく勝ち取ってしまったのでした。

移籍後の活躍を見ると、JRA在籍時にダート戦を使っていればどうなっていたのか、という思いもありますが、競馬はJRAだけがすべてではありません。賞金に格段の違いこそあれど、東海ダービーも立派な”ダービー”ですからね。

管理する川西毅調教師は、すでに東海ダービー4勝を挙げる敏腕トレーナー。2005年の初出走以来、積み上げた勝ち星は1300勝超にも上り、生涯勝率は32%。生涯連対率も53%と、まさに驚異のひと言。

馬の勢いと厩舎力。この二つを兼ね備えるドリームズラインに待ったをかけるのは、至難の業と言えそうです。