日本で一番人気があるエクセルフロアとは?
エクセルフロアとは、WINSの中にある有料指定席・エクセルシートのあるフロアのこと。中にはエクセルシート専用の施設もある。そして、この日本で最も人気のあるエクセルフロアと言えばどこだろうか?その場所はWINS後楽園にある。1席なんと5,000円になる。1レース数百円の細かい勝負しかしないのであればスタートラインからして大きく出遅れることになるため、馬券収支を気にするならば単価は大きくしないと座るだけの価値は見いだせないかもしれない。回収も上手くいけば良いが、競馬は中々そう簡単に行くものではない。しかしながら、座席5,000円の価値は十分ある。各席仕切りがあり、レース映像はリクライニングシートを倒しながら、ゆったりと見る事が出来る上、インターネットも使いたい放題。そして極めつけはお菓子・軽食・ソフトドリンクの食べ飲み放題。
昼になるとピラフやパスタなどが用意される。1日リラックスして優雅に競馬を堪能したいときには非常に良いが、その分やはり競争倍率は高く、朝はかなり早くから並ばないといけない。利用時間は午前9時からだが、WINS後楽園に午前7時までには到着しておきたいところ。座席数も60席しか無く、それだけ人気の高いシートであり、著名人も愛用している。徳光和夫さんに大魔神・佐々木主浩さんなどが頻繁に目撃されている。とくに現役馬主の佐々木氏などは競馬場の馬主席で見れば良いのにと思うが、現場に行けば我々にはわからない気苦労などもあるのだろう、競馬場以外で趣味を満喫したいようだ。
かくいう私も某有名馬主とエクセルフロアでバッティングしたことがある。レース中に声を出す事もなく、非常に静かに競馬を楽しんでいた。馬主になっても少しは庶民的な豪華さを満喫したいのだろうか?その時に感じたことだが、このエクセルフロアにはどうも有名人枠があるようである。筆者は午前7時前に到着していたが、彼は8時過ぎに現れ、JRA職員と話し込んだ後に、私の前の席に座った。
エクセルシートに座るのに午前8時15分に登場したのでは完全にアウトだ。日によって違いはあるかもしれないが、その日は間違いなく満席で、整理券も配布し終わった後に到着。少なくとも8時以前に目撃はしていない。もし近くにいるならば気づかないはずもない。それなのに入れてしまった事実を考えると、有名人枠があり予約が出来るのであろうと感じた。タッチの差で座れなかった60番目の方は肩を落としたことだろう。公正競馬を謳うJRAだがこういったところも脇が甘い。有名人だから早く並ばなくて良いと言うのは一般競馬ファンを冒涜している。大手を振ってこのフロアを満喫しないのなら、朝早くから一般競馬ファンに交じって並ぶ事だ。