中京記念(2017)の予想!ワンアンドオンリーに復活を期待していいのか?
中京競馬もいよいよ今週末で終了となります。今夏の中京最後の重賞を飾るのは、中京競馬場で行われる重賞の中で最も古い歴史を持っている「中京記念」です。伝統的なレースである一方、かなり荒れる傾向が強いレースでもあります。
「中京記念が堅く決まるワケがない」という想いを振り切って1番人気のダッシングブレイズを本命視した昨年は、7番人気のガリバルディが優勝し、馬券は惨敗でした。直線で不利を受けたことの影響もありますが、それでも直線の手応えの無さからもダッシングブレイズの優勝は厳しかったように思えます。
やっぱり「夏は格より調子」だ!なんて想いで今年はリベンジを目論んでおりますが、どうにも一頭面白い馬がいるので今年も初志を忘れて浮気をしてしまいそうな気配がしております。
有名無実のダービー馬?ワンアンドオンリー!!
その面白い馬とは2014年のダービー馬「ワンアンドオンリー」です。中京記念を見下げるつもりは毛頭ありませんが、まさかダービー馬が夏のローカルG3に出走するとは、この馬に負かされたイスラボニータの馬券を握りしめダービーの直線で画面に向かって叫んでいた当時の自分には全く想像できなかったでしょう。
ダービー後の神戸新聞杯を勝ってからは国内では馬券圏内ゼロ。近走はとくにヒドく、天皇賞春、目黒記念と2走続けて二桁着順に敗れております。これまで様々なレースで復活Vが期待され、私も「このメンバー相手なら3着くらいは…いや、あるいは…?」と思ったことは何度もありますが、尽く裏切られております。
こちらが勝手に期待しているだけで馬からすれば裏切るも何もありませんが、それだけダービー馬という称号は大きく、期待をさせたくなる力を持っているのです。
そして懲りずに今回も期待をしたくなっている次第でございますが、何と言っても今回出走するのはローカルのG3。G3自体に出走するのは2歳ぶりで、メンバーの格も普段戦っているレベルより2枚くらいは落ちるでしょう。「このメンバー相手なら3着くらいは…いや、あるいは…?」と頭をよぎったのは私だけではないはずです。あれ、デジャブ?(笑)
まぁ、メンバーのレベルが落ちる点もそうですが、今回は期待したくなる点がもう一つあります。距離がマイルへと一気に短縮する点です。2200m以上の長距離路線を進めてきた馬からすれば1600mの舞台は全く違ったレースに感じることでしょう。調教師の橋口師が「ジョッキー(横山典)の進言で」とコメントしているように、マイル挑戦は鞍上の横山騎手による提案によるものだと考えられます。
これまでドバイに遠征したり、ブリンカーを着用したり、多くの騎手への乗り替わりを試みたりなど、様々な方法で流れを変えようとしてきていることが窺えます。落ちた実力を上げようとしているというよりは、馬の精神的な面での変化を求めて試行錯誤していると考えた方が自然でしょう。
陣営が「キッカケさえあればまた走ってくれる」と信じているなら、これまでとは違った試みが行われる際は狙ってみても良いかもしれません。マイル戦も2歳ぶりと久々ですし、夏場のローカルG3でレベルもガクンと落ちますから、精神面で変わる可能性はあるのではないでしょうか?
アタマで勝負とまでは言いませんが、復活の兆しを見せてくれる可能性はあるということで、馬券には是非とも組み込んでおきたいと思っております!