小倉記念(2017)予想/過去10年のデータ・傾向

今週の小倉はサマー2000シリーズ第3弾「小倉記念」が開催されます。サマーシリーズも中盤戦、夏休み真っ只中で行われる波乱多きハンデ戦は、夏のボーナスを一気に増やすチャンスです！

個人的には結構荒れるイメージが強い小倉記念ですが、実際のところはどうなのでしょうか。今回も過去10年間のデータをもとに、人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心に小倉記念のレース傾向を探っていきたいと思います。

1番人気は11連敗中、高配当連発の波乱レース！

1番人気の成績は［0-3-2-5］。なんと過去10年どころか、11年連続で勝てておりません。複勝率は50%と全体の中の馬券圏外率は高いのですが、近3年は馬券にも絡めておらず、1番人気不振に拍車をかけております。2番人気の成績［1-1-1-7］もこれまた頼りなく、上位人気の2頭の好走率の低さが目立つ結果となっております。

逆に近年堅実に好走しているのは3番人気の馬。3勝を挙げ、勝率はトップです。2012年以降は2016年を除いて毎年馬券に絡んでおります。

単勝100倍以上の大穴は出ておりませんが、人気薄の好走が多く、三連複はほとんど万馬券、三連単は10万馬券が4回と、高配当となるケースが多いレースです。

意外にも「逃げ馬」は不振？！小回りでも器用に立ち回れる「先行馬」を狙いたい

コースは小倉の芝2000m。小回り・平坦の典型的なローカル競馬場のコースといった感じです。最初のコーナーまでの距離は472mと長く、枠の有利不利はそこまでありませんが、開幕2週目でインコースは走りやすくなっております。データ的には2,3枠と8枠が好走しております。

スタミナを過剰に消耗することがなく、コース形状的には逃げ馬が好走しそうなイメージですが、脚質は意外にも逃げ馬の成績はそこまでです。基本的には先行馬が中心となります。緩急のキツいコース故、小回りでも器用に立ち回れる先行馬がここでは信頼度が高そうです。

56～57kgが好走。軽ハンデは苦戦

好走率が高いのは56kgと57kg。複勝率は57kgの方が高いですが、連対率は56kgの方が上です。52kg以下からは連対ゼロで、軽ハンデは苦戦しております。

5歳馬が中心

3歳馬は勝ち馬ゼロ。7歳以上の高齢馬も好走しており侮れませんが、基本的には5歳馬が中心となります。所属はほとんど関西馬で、関東馬による出走はあまりありません。

前走七夕賞組が中心、OP特別組は割り引き

前走は七夕賞組の好走が多いですが、母数も多いので特別信頼度が高いというわけではありません。ただ、基本的には前走重賞組が中心となります。OP特別の成績が悪く、前走が格下でも1600万下の方が信頼度は高いかもしれません。

前走は二桁着順だった馬も5頭が馬券圏内に入ってきており、昨年も前走13着の馬が優勝。前走大敗からの巻き返しも少なくありません。