札幌記念(2017)の過去データから傾向を分析！

今週20日（日）は久しぶりのG2となる札幌記念が札幌で開催されます。北海道では唯一のG2ということで、レベルの高いメンバーの出走が多いレースです。しかし、昨年はネオリアリズムがモーリスの追撃を振り切って優勝するなど、伏兵馬が人気馬を降すケースも目立つ一戦です。

今年は昨年の覇者のネオリアリズムは回避となりましたが、今年も好メンバーが揃い見応えたっぷりな一戦となりそうです。今回も過去10年間のデータをもとに、人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心に札幌記念のレース傾向を探っていきたいと思います。

5番人気が好走中も、比較的平穏な決着が多い

1番人気は勝ちきれないケースが多いですが、連対率は70%と高め。勝率が高いのは5番人気で、2年連続で優勝しており、過去10年で4勝を挙げております。二桁人気馬は連対馬と3着馬が1頭づつと少なく、穴馬の好走はあまりありません。

単勝オッズ30倍以上から勝ち馬は出ておらず、三連単で10万馬券が出たのは2回。比較的平穏な決着が多いレースです。

先行馬が有利、外枠は苦戦傾向

コースは札幌芝2000m。4コーナーの奥のポケットからスタートし、1コーナーまでの距離は約380mと長めです。高低差がほとんどない平坦コースで、最後の直線は約270mと短く、前残りのレースになることが多いです。データを見ても先行馬の好走が目立ちます。

極端な枠順の有利不利はないコースですが、7,8枠が苦戦傾向です。

※2013年の函館開催を除く

※2013年の函館開催を除く

4歳馬＆関西馬が中心

4歳馬が好走しております。7歳以上は勝ち馬はゼロ。所属は関西馬が中心となります。

函館記念組が中心、前走2,3着の巻き返しが多い

前走は重賞組が中心で、その中でも出走数が多い函館記念組の好走が多くなっております。他だと宝塚記念組、クイーンS組が好走しております。間隔が空いてますが、注意が必要です。

前走着順は1着馬が1勝のみと苦戦中で、2,3着に惜敗した馬が巻き返すケースが目立っております。

「横山典弘騎手」＆「福永祐一騎手」

好走しているのは横山典弘騎手と福永祐一騎手の2人。福永騎手は複勝率が50%と高め。