キーンランドカップ(2017)の過去データから傾向を分析！

今週の札幌の日曜メインは「キーンランドC」が開催されます。昨年は1～3番人気が3着内を独占し堅い決着となりましたが、一昨年は8番人気→9番人気の決着で波乱の決着となり、なかなか掴み所がなく難しいレースといった印象があります。

サマーシリーズの終盤戦で、下半期のビッグレースにも繋がる重要な一戦なだけに、レース傾向をつかんで的中へと繋げたいところです。今回も過去10年間のデータをもとに、人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心にキーンランドCのレース傾向を探っていきたいと思います。

人気サイドはまずまず堅実！

1番人気は複勝率80%と優秀ですが、勝率は10%と低め。それでも3着内30頭中21頭が4番人気以下となっており、人気サイドはまずまず堅実です。1番人気の馬券圏内率は高いですし、過去10年で馬券に絡んだ二桁人気は2頭のみで、基本的には堅い決着となりやすい傾向にあります。

ただし、2008年には最低人気が優勝しており、2015年も8番人気と9番人気の決着で高配当が出ており、荒れる時は大きく荒れます。

「先行馬」＆「外枠」有利

向正面ポケットからのスタートし、最初のコーナーまでは412mと長め。向正面は上りが続き、小回りで最後の直線も270mと短めです。データ的には7枠が好走しており、連対馬18頭中11頭が5枠より外となっており、外枠の好走率が高くなっております。

脚質は先行馬の成績が良いです。上り坂も下り坂もない平坦コースなので、パワーが必要な場面はなく、スタミナも削られることもあまりありません。そのため、先行した馬は楽に競馬をすることができます。

※2013年の函館開催を除く。

※2013年の函館開催を除く。

4,5歳馬＆牝馬＆関西馬が中心

4,5歳馬が活躍。6,7歳馬からは勝ち馬がゼロで、比較的若い馬が活躍する傾向にあります。牝馬が7勝を挙げており、牝馬の活躍が目立ちます。所属は関西馬が中心となります。

54kgと56kgが好走、重ハンデ組は不振

56.5kg以上からは勝ち馬が出ておらず、56.5～57.5kgは連対馬がゼロ頭。重ハンデ組が不振です。

函館スプリントS組とアイビスSD組が中心、前走が函館・札幌だった馬はとくに注意

前走は函館スプリントS組とアイビスSD組が中心です。函館スプリントS、UHB杯、TVh賞など、前走が函館や札幌だった馬の活躍が多い傾向にあります。

前走着順は1,2着馬が中心で、惨敗馬の巻き返しはあまりありません。