【京成杯AH予想2022】秋の開幕戦!ファルコニアやミスニューヨークなど出走予定馬を考察

中山競馬の開幕週を飾る一戦、そしてサマーマイルシリーズを締めくくるハンデG3「京成杯オータムハンデキャップ」です。マイル路線の主役を狙う馬達から、ハンデ戦ということで虎視眈々と賞金稼ぎを狙っている馬達が押し寄せ、例年多頭数で予想も難解なレースとしても知られています。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ファルコニア(牡5、高野友和厩舎)

前走の中京記念で3着だったファルコニア。これで重賞は4度目の3着で、前走も相変わらず勝ちきれないところが出ましたが、外枠スタートで前残りの展開だった事で距離ロスが響いたかたち。それでも崩れないあたりはさすがで、安定感は抜群です。マイルも2走前のマイラーズCで3着、3走、4走前も阪神マイルのリステッドで3着、2着と好走しており、問題なし。今回は急坂のある中山マイルですが、1800mでの好走実績が目立つ同馬なら、タフな中山マイルはむしろ絶好の舞台と言って良いでしょう。

ミスニューヨーク(牝5、杉山晴紀厩舎)

昨年のターコイズSの覇者、ミスニューヨーク。続く中山牝馬Sでも3着に好走しており、中山コースは好相性。前走の中京記念では4着に敗れましたが、直線の不利でスムーズさを欠いてしまい、持ち味の切れる脚が使えませんでした。ターコイズSでは出遅れながらも直線だけでまとめて差し切っており、直線スムーズに出れば上位争いは必至でしょう。牡馬相手でもG3なら地力は上位クラス、重賞を制した舞台で巻き返しを狙います。

ダーリントンホール(牡5、木村哲也厩舎)

前走のエプソムCで3着だったダーリントンホール。20年の共同通信杯を制して以来、勝ち星どころか馬券圏内からも遠ざかっていましたが、今年は初戦でリステッドの洛陽Sで2着に好走すると、続くG3のダービー卿CT・3着、前走のエプソムC・3着と連続好走し、スランプはすっかり打破した様子。ダービー卿はスタートで出遅れ、エプソムCは重馬場に泣かされてと敗因もハッキリしており、復調気配の流れを考えてもまだまだ見限れない1頭です。