【毎日王冠】ソウルスターリング、古馬王道路線で通用するのか?名門・藤沢厩舎の決断、英断となるか

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10月8日(日)は東京競馬場で「毎日王冠」が開催されます。天皇賞秋への最も重要なステップレースで、好メンバーが集まりやすいレースとしても有名ですね。

今年は何と言っても古馬戦線を選択してき3歳牝馬のソウルスターリングが目玉でしょう。デビューから4連勝を挙げ、阪神JFを制しG1を初制覇を達成。2走前の桜花賞は落としましたが、その後のオークスで再度1番人気の期待にこたえてG1・2勝目を達成。この秋は毎日王冠から天皇賞秋というローテーションと古馬の王道路線を選択。古馬相手に通用するのかという不安はありますが、陣営は秋の天皇賞馬を過去4頭輩出する名門・藤沢和雄厩舎です。4頭のうちスピルバーグ、バブルガムフェローの2頭はこの舞台を経て本番で栄冠を手中にしておりますし、両馬とも毎日王冠では3着でした。過去の経験から、ソウルスターリングについてもそれなりの勝算があったからこそ踏み切ったのでしょう。

過去10年で毎日王冠から天皇賞秋へと進んだ59頭中、本番の天皇賞秋で3着内に入着したのは13頭。さらにそのうち9頭は毎日王冠で3着内に入った馬でした。休み明けのソウルスターリングにとってここは本番へ向けての叩きだとしても、3着内は必須条件といったところでしょうか。ソウルスターリングは牝馬ですからスピルバーグやバブルガムフェローといった過去に好走した馬とは少々勝手が違うかもしれませんが、53kgというハンデのアドバンテージもありますし、ここまで勝率が100%の1枠に入れたのもプラス。条件的には非常に恵まれていると言っていいでしょう。

今年の毎日王冠はグレーターロンドン、リアルスティール、マカヒキと強豪牡馬が揃っておりますが、カギを握るのはやはりソウルスターリングの取捨だと思います。当日が雨予報というの点が若干気にはなりますが、開幕週ですし、今回は古馬相手でも十分通用する条件が揃っているということで、この馬を本命馬とさせていただきたいと思います。

次に相手ですが、一番の対抗馬と予想しているのはサトノアラジンです。1400~マイルを主戦場としてきた馬ですが、秋は久々の1800m戦に挑みます。前走の安田記念を制しG1初制覇を達成。マイルの頂点を極めた実力馬ですが、もともと1800mでは実績があるですし、東京コースは「3-2-1-3」と相性もよく、持ち味の末脚が決まりやすいコースです。

今回大外枠に入りましたが、頭数も12頭と少頭数ですし、脚質的にもさほど問題にはならないでしょう。むしろ、勝利したスワンSや安田記念など外枠に入った時の方が好成績を残しております。馬場は高速馬場が合っていると思うので、この馬もソウルスターリング同様に雨が降った時は心配ですが、開幕週ということもありそこまで荒れることはないと思っております。後方から無理せず出し切る形で最後の末脚を活かせれば、好勝負が期待できるでしょう。

最後は、連下で注目している馬2頭。ヤングマンパワーとダイワキャグニーです。前に行ける馬で面白そうな馬として選出しましたが、そこまで早くならないなら十分チャンスはあると思います。

ということで、毎日王冠は本命ソウルスターリング、対抗サトノアラジン、連下でヤングマンパワーとダイワキャグニーで勝負したいと思います。それでは、皆さんの馬券のご健闘を祈ります!