【京成杯オータムハンデキャップ予想2022】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は？

サマーマイルシリーズの最終戦「京成杯オータムハンデキャップ」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。

ファルコニア（牡5、高野友和厩舎）

9/7（水）栗東・坂路（良）4F52.6－3F38.3－2F24.8－1F12.3（一杯）

吉田隼人騎手を背に栗東坂路で単走。序盤から手応え良くまわってくると、一杯に追われてラスト2Fは12秒5－12秒3の好ラップでまとめてゴール。1週前も坂路で一杯に追われ、4F52.6－1F12.4と最終と同等の時計をマーク。2週連続で前走以上の時計をマークしており、休み明けを叩かれて気配は順当に良化している印象を受けます。自ら動いていく実直さがある馬で、追い切りからも気持ちが乗っているのが伝わります。近2戦は重賞で連続3着と惜しい競馬が続いていますが、良化十分のここは悲願の重賞初制覇も期待できそうです。

ベレヌス（牡5、杉山晴紀厩舎）

9/7（水）栗東・坂路（良）4F56.0－3F40.2－2F25.5－1F12.2（馬なり）

栗東坂路で単走。序盤ゆったりと進め、徐々にペースを早めていき、直線は馬なりのまま伸びて12秒2をマークしてゴール。最終は調整程度の軽めの内容でしたが、1週前にはCWコースで3頭併せを行い、7F96.9－1F11.1と早い時計をマークして最先着を果たしています。同じく同レースに出走する古馬オープンのミスニューヨークが強めに追われる中、これを外から楽に交わして1馬身差でゴールする好内容の追い切りを消化しました。長めにやって全体時計は優秀、強い相手を楽に交わしてあっさり先着と、好仕上がりを印象付けています。

クリノプレミアム（牝5、伊藤伸一厩舎）

9/7（水）美浦・南W（やや重）6F83.1－5F67.1－4F53.1－3F39.5－1F12.4（馬なり）

松岡正海騎手を背に美浦の南Wで3頭併せ。僚馬クリノクオンとグランダルメを先行させ、前を目標にリズム良く追走。コーナーで内から差を詰めて直線並びかけると、序盤で寄られて接触しそうになるも、意に介さず楽な手応えのまま抜け出して中クリノクオンに2馬身、外グランダルメに8馬身と大きく差をつけて先着しました。1週前も松岡騎手を背に南Wで追われ、6F79.2－1F11.7の猛時計をマーク。5Fも63.9と自己ベストを更新する好時計です。約4ヶ月の休み明けとなりますが、息遣い、反応、伸び、どれを取っても水準以上で、初戦から期待できる仕上がりにありそうです。