【加付式“連番の法則”】秋華賞など先週の回顧・検証
先週から第3場(ローカル開催)として、今年最後の新潟競馬が始まった。そして中一週でGⅠ競走が再び始まり、日曜阪神にて3歳牝馬の3冠最終戦「第27回 秋華賞(GⅠ)」が行われた。また前日土曜には東京で「第70回 府中牝馬ステークス(GⅡ)」も行われた。
秋華賞は、「牝馬3冠なるか?」で注目されたが混戦ムードとなった。3冠の権利を唯一有したスターズオンアースが1番人気には推されたものの単勝オッズは「3.0倍」。以下2番人気(3.3倍)から4番人気(6.7倍)までの4頭が10倍を切ってやや抜けた人気を集め、さらには馬番も7番から10番に横並びで固まった枠順となった。そして勝ったのは、3番人気(5.7倍)のスタニングローズ(坂井瑠星騎手)。オークス2着、トライアル紫苑Sを制しての挑戦でGⅠ初制覇(重賞3勝目)となった。鞍上の坂井騎手にとってもGⅠ初優勝。2着に2番人気ナミュール、そしてスターズオンアースが3着に入り、連番の法則「ALL連番」決着。
前日の府中牝馬Sでは、ソダシが「1.9倍」の抜けた支持を集めたが、最後の最後にアタマ差交わされての2着に終わった。勝ったのは12番人気(34.8倍)の伏兵イズジョーノキセキ(岩田康誠騎手)で重賞初勝利。3着に3番人気アンドヴァラナウトが入り、2・3着による連番の法則「一組連番」決着となった。
では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 東京 | 阪神 | 新潟 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 0 | 4 | 2(1) | 6 | 16.7 |
一組連番 | 6(2) | 5(3) | 6(3) | 17 | 47.2 |
同番 | 0 | 0 | 2 | 2 | 5.6 |
合計 | 6 | 9 | 10 | - | - |
出現率(%) | 50.0 | 75.0 | 83.3 | - | - |
- | 東京 | 阪神 | 新潟 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 1 | 1(1) | 1(1) | 3 | 8.3 |
一組連番 | 6(3) | 6(2) | 6(3) | 18 | 50.0 |
同番 | 2 | 1 | 1 | 4 | 11.1 |
合計 | 9 | 8 | 8 | - | - |
出現率(%) | 75.0 | 66.7 | 66.7 | - | - |
- ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
- ※( )内は同枠2頭が入った回数
先週から久々に3場、2日間開催の計72レース。法則決着の内訳は、「一組連番」が計35レース、「ALL連番」が計9レース、「同番」が計6レース。3組とも前週同様な出現数で、「一組連番」が順当に確率メインを示し、「ALL連番」「同番」が連続好調出現となった。高額配当面では、「100万超1回、10万超6回」を記録し、メインレースでも冒頭の府中牝馬Sが10万に僅かに届かなかったものの9.2万の高配当を残した。
「一組連番」は、土曜阪神のみ半数を僅か1回下回る5回となったが、その他2日間3場すべてで半数出現。その土曜阪神にしても「ALL連番」4回に押されての5回であったので、「すべて好調」と言って良いであろう。先週際立ったのは「同枠・一組連番」で、2日間3場すべてで「33.3%~60%」を占めた。前週まで「同番」「ALL連番」と2週連続「爆発モード」が続いたが、さながら先週は「同枠・一組連番」爆発モードと言って良かった。「推奨人気と人気薄・同枠」も数多く、配当面でも10万超だけで2回、5万前後は数回記録した。そして先週唯一の100万超も「同枠・一組連番」からとなり、その際の同枠2騎の人気は「3番人気と8番人気」。「同枠・一組連番」を中心に「人気薄・一組連番」からの好結果が光った。
「ALL連番」は2週連続で全9回。上位人気での「ALL連番」も多かったが、新潟では「ローカル開催の真骨頂」ともいえる高額配当も残した。土日に各々1回ずつの好配当は、ともに「同枠2頭絡み」から。土曜には4番人気と13番人気の「同枠2頭」を絡めた「ALL連番」で3連複13万、3連単は100万に僅かに届かずの96万。日曜にも2番人気と9番人気の「同枠2頭絡み」から好配当を記録。また重賞でも、前週の京都大賞典に続いて2週連続1~3番人気決着となった秋華賞ではあったが、ここでは「1番人気3着付け」を活かしてもらえれば、少額投資で69倍3連単が手に出来た。とにかく「ALL連番」はまだまだ好調である。
前々週爆発した「同番」は、前週に続いての好調出現数。ただ「同番」の一番の魅力であるはずの10万超高配当が不発に終わってしまった。万馬券4回、うち唯一好配当と言えたのは日曜東京での8.7万であった。「同番」の場合には、「条件重複」を活用するなどしないと少額投資も難しいだけに、3組の中では最も厳しい結果を強いられた週と言えた。ただ、回数的な好調モードは持続しているので、高額配当の好調モードも期待して挑みたい。
先週の「最終R」は全6回中4回の「法則決着」。前週と全く同じく法則決着から「5回に1回以上の10万超」を2回記録し、「法則外」からも1回記録。法則からの2回は、ともに「一組連番」から。とにかく「お宝馬券」の出現確率が高い「最終R」なので、3組いずれの組で挑むにしても「人気を気にせず挑みたい」。