【菊花賞2022予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?
3歳牡馬クラシック最終戦「菊花賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
アスクビクターモア(牡3、田村康仁厩舎)
10/19(水)美浦・南W(やや重)5F67.0-4F51.6-3F37.4-1F11.7(馬なり)
美浦の南Wで単走。馬場の外ラチ沿いを豪快なフットワークで駆け抜け、重い馬場を苦にせず直線は一つギアを上げてラスト1F11秒7の脚で伸びてゴール。1週前は南Wで一杯に追われ、5F66.5-1F12.0の好時計をマーク。前半から脚を使いながらも息遣いは良く、直線も追われてからの反応が良く、フットワークもバネの利いた走りでデキの良さを感じさせる内容の追い切りでした。テンションの高ぶりも抑えられ高い集中力を持って走れている様子で、長丁場向きの仕上がりに整えられた印象です。
ドゥラドーレス(牡3、宮田敬介厩舎)
10/19(水)美浦・南W(やや重)6F83.7-5F67.2-4F52.0-3F37.5-1F12.0(馬なり)
美浦の南Wで3頭併せ。僚馬セラフィナイトとダノンアレーを最後方から馬なりのまま追走し、スムーズに折り合いながら徐々にスピードを乗せていくと、直線はダイナミックなストライドで脚を伸ばして外セラフィナイト、中ダノンアレーと併入しました。1週前は横山武史騎手を背に南Wで3頭併せを行い、強めに追われて5F66.4-1F11.6の好時計をマークして最先着を果たしました。意欲的に追われて全体時計は自己ベストと同等の時計で、併走馬も楽に圧倒しています。一週前強めに追われ、最終追いは調整程度ですが動き・時計ともに申し分ない内容。馬具をリングハミに替えて操縦性も高まった様子で、臨戦態勢万全を感じさせています。
フェーングロッテン(牡3、宮本博厩舎)
10/19(水)栗東・坂路(良)4F52.1-3F38.0-2F24.9-1F12.5(馬なり)
松若風馬騎手を背に栗東の坂路を単走。終始馬なりのまま素軽いフットワークで駆け上がり、ラスト2Fは12.4-12.5の好ラップでゴールしました。軽めの追い切りながら手応えは良く、促された際の反応も鋭く上々の動きです。1週前も松若騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、しまい重点に伸びてラスト1Fは11秒1と鋭く伸びて、追走した相手をクビ差おさえて先着しました。1週前は先行するイメージを持ってしっかり先着できており、同じく同レースに出走するボルドグフーシュに先着できた点は高評価。前走の新潟記念では4コーナーで飲み込まれそうな中粘っての3着。精神力もついてきた印象で、叩かれた上積みも見込めるここは好状態でレースに臨めそうです。