【天皇賞秋2022予想】粗品の“引退宣言からの爆速復帰”が導き出すサイン馬とは?

大のギャンブル好き芸人としてお茶の間を楽しませてくれているお笑いコンビ「霜降り明星」の粗品。今月は京都大賞典、秋華賞と連続で重賞レースの3連単を的中させており、ついに“逆神”の汚名返上を果たしたかのように思われた。

3連続的中が期待されていた先週の菊花賞だったが、レース2日前の21日に自身のYoutubeチャンネルで「お金がない」「体力の限界」という理由から“ギャンブル活動休止”を宣言。2週連続重賞的中という良い流れのまま引退は確かに終わり方としては気持ちの良い終わり方だ。競馬ファンのみならず、多くのギャンブラーたちを自身の身を削ってまで楽しませてくれていた彼の行動は称賛に値にする。筆者自身もこれには「やむなし」という想いであった。

しかし一夜明けた22日、YouTubeを更新し「生涯収支マイナス1億円君」というこれまでの名前を改め「生涯収支マイナス2億円君」と自己紹介し、何事もなかったかのように菊花賞の予想を公開。早々のカムバックに多くのファンが沸き立った。「生涯収支マイナス2億円君」としては初の競馬予想となった菊花賞だったが、結果は本命馬に挙げたディナースタが14着に敗れ、予想は外れとなった。レースは5F通過タイム58秒7という3000m戦では異常とも言えるハイペースが展開され、例年では見られない異例の菊花賞となった。3週連続的中とはならなかったが、スローペースで良さが活きそうなディナースタを本命視では致し方なかったとも言えよう。

今週はいよいよ秋の中距離王者決定戦となる天皇賞・秋が開催される。粗品の「引退撤回」「カムバック」を一つのサインとしてサイン理論的に予想を展開するなら、「復帰」というキーワードが当てはまりそうな馬を狙ってみるのも面白そうだ。約1年ぶりの国内戦復帰となるシャフリヤール、2走前のオールカマーが約1年7ヶ月ぶりの復帰戦だったバビットあたりだろうか。

気になるのは粗品の天皇賞秋の本命馬だが、生涯収支が2億円を超えてなお馬券を買い続けるのはさすがの粗品も精神力がもたなそうに思える。果たして今週も予想を公開してくれるだろうか。古馬の最高峰の戦いとも称されているJRAの伝統的なレースを彼が買わないわけがないと、筆者は勝手に信じて疑わない。