【愛知杯予想2018】昨年覇者のマキシマムドパリ、引退前にもうひと花咲かせるか?
先週末の競馬でついに2018年の競馬も幕開けとなりましたね。今週末からは中京競馬が開催となります。中京の今年一発目の重賞は牝馬のハンデG3「愛知杯」です。
愛知杯は過去10年で1番人気が2勝、2番人気も1勝のみと上位人気が不振傾向にあり、二桁人気馬が合計で8頭絡むなど人気薄の激走が目立ちます。3連単で100万馬券以上が2回も飛び出すなど波乱傾向が非常に強いレースです。穴党のファンにとっては勝負し甲斐のあるレースと言えるのはないでしょうか。
例年、力関係の評価が非常に難しい馬が集まる難解なレースですが、今年も例年に増して難しいメンバー構成となりました。否、寂しいメンバー構成と言った方が良いかもしれません。というのも、22頭の登録馬のうち重賞タイトルホルダーは昨年の愛知杯を勝ったマキシマムドパリの一頭のみ。G3というよりはもはやオープン特別と言ったほうがシックリくるような気がします。
昨年覇者のマキシマムドパリ、引退前にもうひと花咲かせるか?
今回、連覇がかかったマキシマムドパリが人気を背負うことになりそうですが、秋は京都大賞典で9着、エリザベス女王杯で4着、そして前走の中日新聞杯で5着と苦戦中です。しかし、今回はメンバーがかなり楽になりますし、昨年は勝っているレース。さらに、同じ中京で行われた前走の中日新聞杯では牡馬相手に5着と健闘しており、中京コースはベストの舞台。引退も控えており現役生活もあと僅かということもあり、重賞を獲れる機会もここがラストチャンスとなる可能性が高いです。色々とアドバンテージが多いこの舞台はぜひとも獲っておきたいところでしょう。
しかし、去年はハンデも53キロと軽く、天候も去年は雪が降っており馬場は重い状態で、道悪を苦にしないこの馬向きのレースとなったことは事実。今年はハンデもトップハンデの56キロとなり、2番ハンデの馬に2キロも差がある状態です。この時季の中京は重たくて力の要るような馬場になりやすいので、マキシマムドパリにとって中京の馬場は合うと思いますが、果たしてトップハンデを背負って同じ結果を出せるかどうか。
キレがあるタイプの馬ではないので、前で競馬を進めて3~4コーナーあたりで仕掛けて直線へ、という流れが理想的。近走はスローの中で前へポジションを取って進めることができてますし、レースで言えば去年勝ったマーメイドステークスの時のような、スローで前目の競馬で進めることができれば圧勝してもおかしくありません。
2走前のエリザベス女王杯では前に対してもプレッシャーをかけていけてましたし、今回は相手も楽になるので、展開面での恩恵や、馬場も含めてうまくスロー前目で粘り込むことができる可能性が高いのではないでしょうか。キレ味比べになると分が悪いので、ここは持続性能を持つ長い脚を生かした競馬で連覇達成といきたいところです。