【香港マイル】モーリス優勝でGⅠ3連勝!年度代表馬にはなれるか!?
2015年12月13日(日)香港国際競走で開催の香港マイル(芝1600m・シャティン競馬場)にて日本馬のモーリス(牡4・ムーア騎手・堀宣行調教師)が優勝いたしました。モーリスはこれで2015年を無敗の6連勝で勝ち上がり、GⅠを3つ含む重賞4連勝で終えることとなりました。1000万下の条件戦からのスタートでしたが、見事な出世劇となりました。安田記念、マイルCSと連勝し、香港マイルを勝ったことで日本のマイル王からアジアのマイル王となったモーリス。来年はぜひ世界のマイル王を目指して羽ばたいてもらいたいところ。香港マイルには日本からその他にダノンプラチナ(7着)、フィエロ(9着)が出走していました。
年末になり、いよいよ年度代表馬が誰になるか各競走馬のファンも気になるところではあると思います。モーリスは現在のところ唯一のG1を3つ勝利している馬となるため、年度代表馬へ王手をかけたように見えますが、ラブリーデイが有馬記念に勝てば同じく3つのG1勝利となり、レースの格などを鑑みるとラブリーデイ有利となるかと思います。有馬記念にはその他にもゴールドシップ(天皇賞・春)、ショウナンパンドラ(ジャパンカップ)、マリアライト(エリザベス女王杯)、キタサンブラック(菊花賞)などが出走しますが、天皇賞(春)、ジャパンカップのゴールドシップ、ショウナンパンドラ以外ではモーリスの3勝が優位でしょう。
とはいえ、まだまだ他の馬にもチャンスが残されているため、年度代表馬へモーリスが一歩リードしているのは確かですが、未だ確定とは言えないようです。海外含みG1を3つ勝っても年度代表確実!と言えないほど、今年は粒が揃っているとも言えますが、これでモーリスが年度代表馬になれないとしたら、短距離重賞の評価の低さなどが浮き彫りとなることでしょう。
何にせよまずは有馬記念の動向次第なのと、見事に香港マイルを強い走りで優勝したモーリスおめでとう!