【根岸S予想2018】雪の影響は馬場に現れるのか?稍重以上で注目しておきたい1頭とは?
東京都心では48年ぶりの氷点下となり、北海道では氷点下31.3度を記録するなど、強い寒波の影響で各地で今シーズン一番の冷え込みとなりました。馬はマイナス10度程度までなら野外でも過ごせると聞いたことがありますが、寒さで運動量が減少したり馬体重が減少するなど、調整難となるケースもあります。当日の馬体増減とパドックはしっかり見ておいた方が良さそうですね。
さて、今週の日曜日の東京メインは「根岸S」です。フェブラリーSの前哨戦として注目が集まる一戦となります。今週から東京競馬が開幕となりますが、東京でもかなり降雪がありましたので雪の影響を引っ張る馬場状態になることも考えられます。26日(金)にJRAにより発表された東京競馬場の馬場状態によると、芝の状態は「稍重」となっておりますがダートは「不良」となっており、このことからもある程度重い馬場をこなせる馬もチェックしておいた方が良いかもしれませんね。
稍重以上ならこの馬!キタサンブラックの調教相手でもあったアキトクレッセントに注目
今回は、出走馬の中でも稍重以上で「3-1-0-3」と好成績を挙げているアキトクレッセントに注目してみたいと思います。東京ダ・1400mの成績も「1-1-0-1」とまずまずで、負けた1戦も4着と大きくは崩れておりません。連対した2戦も稍重で1勝、重馬場で2着と馬場が渋った中で好走しております。
まず、ダートの場合は芝と違って水分を含んでいるほどタイムが出やすい高速馬場になるという特徴があります。イメージとしては、サラサラの砂の砂漠を走るよりも、水分を含んだ海外の波打ち際の方が早く走りやすいのと同じでしょうか。ダートは馬場が重くなると高速馬場になるということですね。
高速馬場なら一般的には逃げ・先行馬が有利になりやすいと言えますが、アキトクレッセントは2走前の武蔵野Sで4番手につけているように、ある程度前目でも競馬ができる馬です。前走のギャラクシーSでは出脚鈍く序盤は置いて行かれましたが、その後中団に上がっていき、最後は外をまわって抜け出し、後続に1馬身1/4差もつける差し切り勝ちを果たしました。脚質に幅があり馬場も不問、さらに得意の東京が舞台と好条件が揃っているこの馬は狙ってみる価値がありそうですね。
所属する厩舎は昨年引退したキタサンブラックを管理していた清水久詞厩舎。キタサンブラックの調教相手も努めていたアキトクレッセントが新たな厩舎の看板馬となるのか?色々な意味で注目しておきたい一頭です。