【きさらぎ賞2023予想】3歳馬の有望株が激突!フリームファクシやオープンファイアなど出走予定馬を考察

2023年も早いもので1ヶ月が過ぎ、もう2月。京都競馬では陰暦の2月を表す「きさらぎ(如月)」にちなんで付けられた「きさらぎ賞」が開催されます。クラシックを見据えた3歳馬の有望株が激突する注目の一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

フリームファクシ(牡3、須貝尚介厩舎)

中京2000mで行われた前走の1勝クラスを快勝したフリームファクシ。道中は中団から追走し、直線で外に出して抜け出すと、末脚勝負で迫るダノントルネードを1馬身1/4差で危なげなく押し切る強い勝ちっぷりでした。デビュー戦こそクビ差の2着に惜敗しますが、勝ち馬はホープフルS・5着のミッキーカプチーノ、3着も京都2歳Sを勝ったグリューネグリーンとレベルは高い一戦でした。その後フリームファクシはしっかり2連勝を果たしており、同馬も重賞級の能力があることは明白。半姉は国内外でG1を制した女傑ディアドラと血統面も魅力で、まだまだ先が楽しみな1頭です。ここを制してクラシックの有力候補へ名乗りを上げたいところでしょう。

オープンファイア(牡3、斉藤崇史厩舎)

前走のアイビーS・3着から駒を進めてきたオープンファイア。デビュー戦同様今回もスタートで出遅れて後方からの競馬となりますが、内からメンバー上がり最速33秒3の脚で伸びており、決め手はディープインパクト産駒らしい切れ味。ややエンジンのかかりが遅いところがありますが、中京2000mのデビュー戦は上がり33秒4、前走は東京の1800mで上がり33秒3と末脚のポテンシャルは確かで、直線の長いコースはやはり合います。最終世代となるディープインパクト産駒なだけに、クラシックでも見たい1頭です。

レミージュ(牝3、松永幹夫厩舎)

前走のエリカ賞で逃げ切り勝ちを果たしたレミージュ。好スタートから先行争いで促されてハナに立つと、ゆったりとしたマイペースに上手く落とし込むスムーズな競馬を展開。手応えを残したまま直線を向くと、二の脚を繰り出してもうひと伸びする見事な逃げ切りを決めました。デビュー戦は出遅れて後方のまま12着に敗退しましたが、続く未勝利戦は4コーナーで早めに上がって後続を振り切っての快勝と徐々に競馬が上手くなっていっています。前走は良い馬場のコンディションで相手レベルもそこまでという印象でしたので、今回は試金石の一戦となりそうです。ただ、少頭数のここも楽にハナに行けそうで、自分の競馬に持ち込めそうな気配は十分です。