【川崎記念2023予想】激走の可能性を秘めた〝狙い目〟の先行馬とは？

2月1日は川崎競馬の今開催最大のビッグレース、そして今年最初のJpn1である「川崎記念」が開催される。一周距離が1200mの小回りコースで、コーナーの角度もきつく、総じて器用に立ち回れる馬が有利になりやすいコース形態だ。スタートで後手をふんでしまうタイプは当然買い難くなり、後半末脚のポテンシャルで行くタイプもコーナーごとにスピードが削がれて不発に終わることが少なくない一戦だ。

今回は10頭立ての少頭数ということで、やはり前目で強い競馬をしてきた馬から狙いたい。テリオスベルあたりが逃げ馬候補の最有力候補となりそうだが、狙いたいのは昨年10月の埼玉新聞栄冠賞で逃げ切り勝ちを果たしたライトウォーリアだ。

埼玉新聞栄冠賞では好スタートを決めて積極的な逃げを展開すると、直線入り口では大きくセーフティリードを保ち、そのまま押し切って重賞初制覇を果たす強い勝ちっぷりを披露した。続く勝島王冠では好位追走から危なげなく後続に2馬身差をつけて勝利と、前目から堅実に伸びてしっかり絡んでくるようになった。

ためて切れる馬ではないので早め早めの競馬を心がけていく必要があり、今回も気分よく先行してもらうのがまずは第一。そんな中、10頭立てで大外の8枠10番を引けたのは好材料で、ここなら外から被されずに好位を取りやすい。前走も大外枠からダッシュ良く飛び出すと、好位外の3番手を追走しての5着。さすがに中央勢のテンの速さには遅れるかたちとなったが、相手なりで大崩れはしないタイプでもあり、この距離ならしっかりポテンシャルは発揮できるだろう。

何より良いのは状態面の良さ。坂路での最終追いは3F37.9－2F24.5－1F12.2の好時計・好ラップ。ミッドウェイFの担当は「先週末と比べてフットワーク、反応、息遣いと全ての面で良化を感じさせ、想定以上の状態で送り出すことができそうですよ。」と仕上がり面の好調ぶりをアピール。また、「スムーズな競馬ができれば今回の強力なメンバーとも遜色のない走りができると信じています。ビッグタイトルの奪取に期待してレースへ送り出します」とトーンが強気なのも好感が持てる。

元JRAオープンの実力馬で、転入2戦目から重賞連勝と勢いはある。自分のリズムで競馬ができそうな条件も整っており、力を出し切る競馬に期待したい。