【高松宮記念予想2018】香港からの“刺客”ブリザードを侮るべからず
本日は春分の日にも関わらず関東や甲信で降雪。明日22日の朝にかけて関東や甲信、東北の太平洋側では大雪になる恐れがあるとも報じられておりますので、雪の影響のある地域にお住まいの方はくれぐれもお気をつけ下さい。
暖かい日も続いており、今週末からはいよいよ春のG1シーズンが開幕されるということで、春の訪れを感じていたのも束の間、一転して真冬の寒さとなりました。この急な天候変化が高松宮記念の波乱の前触れだとするなら、暴風雪の意味を持つブリザードはサイン馬としてピッタリな気がいたしますが、あながち穴馬としては悪くなさそうなので、今回はブリザードを紹介したいと思います。
同馬は日本遠征は今回で2度目となる香港馬です。初来日は昨年のスプリンターズSで、レース当日は12番人気と低評価だったにも関わらず、G.モッセ騎手を背に直線で外から追い込み、勝馬とは0.2秒差の5着と健闘しております。スタート後に挟まれて下げざるを得なかったといった展開的な不利や、-6キロという馬体減があった中での5着は悲観する内容ではないでしょう。再度来日して挑戦するということはある程度の手応えを感じているからということでしょうし、レース内容からも力は通用する可能性は十分あると言ってよいでしょう。
鞍上はK.ティータン騎手が騎乗予定となっております。スプリンターズSではモッセ騎手が騎乗しておりましたが、前走のセンテナリースプリントCですでにティータン騎手と乗り代わっており、連続騎乗となります。ブリザードの騎乗は今回が9回目で、同馬の通算成績8勝のうち4勝はティータン騎手と相性も抜群です。
ティータン騎手が初来日したのは2016年7月。短期で来日し、札幌で2勝をあげると、昨年も7~8月に短期で来日し、函館と札幌を中心に騎乗して5勝をあげております。今年は香港や北海道の重い馬場と違って高速馬場となりやすい中京競馬場が舞台となるので、コース未経験となる点は不安材料となります。ブリザードについても左回りの中京の舞台は初めてですので、このあたりが取捨を判断する一つのポイントとなりそうです。
上記であげたような不安材料や、その他にG1実績のある馬が多数いることからも、人気的には妙味のある一頭となる可能性が高いです。香港馬の参戦は2015年の1着馬エアロヴェロシティ以来となりますが、今年の香港馬ブリザードは果たしてどのような展開を見せてくれるのか。ぜひ注目したいと思います!