【中山牝馬ステークス2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?
ヴィクトリアマイルの前哨戦「中山牝馬S」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
アートハウス(牝4、中内田充厩舎)
3/8(水)栗東・CW(良)5F66.3-4F50.9-3F36.3-1F11.2(馬なり)
中内田調教師を背に栗東CWコースで単走。終始馬なりで調整程度の内容でしたが、ラスト1Fは11秒2の猛時計をあっさりとマーク。相変わらずしまいの切れ味は抜群です。1週前には川田将雅騎手を背にCWコースで強めに追われ、6F78.0-1F11.7の好時計をマークし、5Fは2秒4、6Fでは3秒4も自己ベストを更新してみせました。放牧明けとなりますが一切緩みは感じず、合図をすればいつでも弾けていきそうな気配です。中間の調教量は十分の感があり、当週は指揮官が確認する程度の内容とここまで順調に仕上げられてきている印象です。ここは好状態でレースに臨めそうです。
サトノセシル(牝7、堀宣行厩舎)
3/8(水)美浦・南W(良)4F50.6-3F36.1-1F11.5(馬なり)
美浦の南Wで3頭併せ。併せ馬2頭を先行させ、前半は後ろで折り合いに専念。前2頭のペースはそこそこ速かったですが、道中は息の入りも良く自分のリズムで競馬ができている印象でした。ラストは2頭を交わしきれませんでしたが、それでも楽に11秒5の脚は出せており、今年7歳ながらも使える脚は健在です。1週前には南Wで2頭併せを行い、先行した相手に楽に取り付いて併入。しまい重点に追われて6F83.4-1F11.2と、ラスト1Fは2週連続で11秒台をマークしています。いずれも前走の愛知杯以上の時計をしっかりと叩き出しており、上積みを感じさせる追い切りを消化してきました。
ウインピクシス(牝4、上原博之厩舎)
3/8(水)美浦・南W(良)5F67.2-4F51.8-3F37.1-1F11.0(馬なり)
美浦の南Wで単走。しまい重点に追われてラスト1Fは11秒0の猛時計をマークしてゴール。馬場の内めを回ったとはいえ、馬なりでこの時計は優秀です。1週前は南Wで2頭併せを行い、5F66.9-1F11.6をマークして追走併入。先週・最終と馬なり中心の調教で内容としては控えめですが、追えば弾けそうな余韻を残しており気配は良好です。昨年夏に骨折による休養から復帰し、順調に勝ち星を重ねてようやく本格化してきた印象です。目下2連勝中で、ここを目標に中間も順調に乗られてきており、上昇一途をたどる注目の1頭です。