【名古屋大賞典2023予想】末脚魅力の〝あの馬〟で勝負!
昨年4月に弥富市に移転した新名古屋競馬場。移転後初の開催となる「名古屋大賞典」は、今年は新競馬場での開催ということでコースも一新され、これまでの1900mから2000mへと変更となる。
過去のデータが少なく傾向もまだまだ読みにくいところはあるが、新コースは旧コースよりコーナー部分が短く、直線部分が長くなっている。以前は直線が日本一短く、逃げ馬が圧倒的に有利だったが、かつての名古屋競馬場ほど逃げ・先行有利ではなくなった印象が強い。
今回有力視したいのは強力な差し脚が魅力な「ニューモニュメント」だ。
昨年12月のリステッド・師走Sが約5ヶ月ぶりの休み明けで、ここを外から長く良い脚を使って2着に好走。続くポルックスSでは後ろ目馬群から直線外に出され、メンバー上がり最速の脚で差し切って快勝した。師走Sを叩かれて順当に良化してきている印象で、前走の川崎記念も交流G1初挑戦で初の2200mながら3着と、壁を乗り越えつつパフォーマンスも上げてきている。
前走の川崎記念は、道中中団で虎視眈々と脚を溜め、鞍上の小崎綾也騎手によるロスの無いスムーズな運びで直線を迎えると、大外から差し脚を伸ばしての3着と先々が楽しみな内容で善戦。さすがに1・2着に入線したG1馬のテーオーケインズとウシュバテソーロが強すぎただけで、悲観する必要ではない。今回も引き続き小崎騎手とのコンビで参戦ということで「次こそは」という想いもあるだろう。
今年は東海SとみやこSでいずれも2着だったハギノアレグリアスや、芝リステッドのポートアイランドS・1着の実績があるアルサトワあたりが実績的には上位となりそうだが、ハギノアレグリアスは地方の砂は初で、アルサトワに至ってはダート初参戦という状況だ。馬場に関しての不安材料がないという意味ではニューモニュメントの方が買いやすいとも言えそうだ。
相性の良さそうな脚質や上昇度を考えると、勝ち負け必至の1頭と言って良いのではなかろうか。