【JRA阪神大賞典2023予想】雨は歓迎!道悪得意な〝コース巧者〟とは?
今年は有馬記念と菊花賞でいずれも2着だったボルドグフーシュが人気の中心となりそうな阪神大賞典。ただ、個人的には長距離戦で追い込み馬に乗る川田騎手は少々買い難いというのが正直な見解です。
より信頼できそうな馬として有力視しているのが、同レース2連覇中のディープボンドです。
昨年秋は凱旋門賞・18着、有馬記念・8着と復調しきれませんでしたが、阪神の内回りにおいては安定感抜群です。昨年はスローペースで後半ペースアップした展開を中団から上がっていき差し切って快勝。一昨年は重馬場ながらもある程度ペースが流れる展開を好位から抜け出して快勝。昨年はスローペースで勝ちきっていますが、どちらかと言えばペースは流れた方が良いタイプで、例年以上に頭数が揃った今年は展開も向きそうな気配です。
また、昨年は雨の影響で上がりがかかる馬場で、一昨年も重馬場でした。今週末も前日土曜が雨となっており、タフな馬場での開催となりそうな気配十分です。重馬場を苦にしない阪神巧者で、鞍上も近2戦で手綱を握って惨敗した川田騎手から同レース2連覇を果たした主戦の和田騎手へ手綱が戻ってと、今年は好材料が揃っています。
年齢によるズブさも目立ってはきましたが、今回の条件ならまず崩れることはないと予想し、本命軸馬として有力視したいと思います。
続いて相手ですが、対抗馬として有力視しているのは昨年の神戸新聞杯の覇者ジャスティンパレスです。
前走の有馬記念では好位から積極的に先行するも、粘れず7着に敗退。明確な敗因は不明ですが、伸びない内を走らされた点や、不得意な瞬発力勝負となってしまったあたりが敗因である可能性が高いと見ています。
その前の菊花賞ではロスのない完ぺきな立ち回りで進み、3~4コーナーは動けず待たされながらも3着に食い込む強い内容の競馬を展開しています。なぜか毎回評判は低い馬ですが、阪神の坂でも長く良い脚を使って猛追できており、大外スタートや4コーナーのゴチャつきなど不利をうけながらも差のない3着に好走できたのは馬が強い証拠でしょう。
今年は瞬発力が問われにくい馬場となりそうですし、得意の阪神コースへ戻る今回は条件好転。また、2戦2勝と好相性のルメール騎手に手綱が戻る点も好材料です。得意の舞台で仕切り直し、ルメール騎手を背に初戦から好勝負を演じてくれると予想します。
ということで今年の阪神大賞典は本命ディープボンド、対抗ジャスティンパレスという予想で勝負したいと思います。