【フローラステークス2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は？

オークスへの優先出走権が与えられる「フローラS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

ドゥムーラン（牝3、尾関知人厩舎）

4/19（水）美浦・坂路（良）4F52.4－3F38.6－2F25.2－1F12.4（馬なり）

美浦の坂路で2頭併せ。古馬1勝クラスの僚馬ルージュフェリークの外を追走し、素軽いフットワークで登坂し、3馬身先着しました。4Fの52秒4は美浦の一番時計タイで、ラスト1Fも12秒4でまとめる好時計です。鞭も入って一杯に追われた僚馬を、馬なりの楽な手応えであっさり突き放しており、反応も抜群と、動きの良さが目立つ追い切りを消化しました。1週前は南Wで併せ馬を行い、4F50.7－1F11.5の好時計をマークし、自己ベストを更新。併走馬も楽に圧倒しており、先週・最終と好内容の追い切りを連発。力をフルに発揮できる好仕上がりにあると見てよいでしょう。

ブライトジュエリー（牝3、橋口慎介厩舎）

4/19（水）栗東・坂路（良）4F51.9－3F37.8－2F24.6－1F12.1（馬なり）

鮫島克駿騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。3歳未勝利の僚馬ガーランドスタイルを3馬身追走し、ゴール前は内からラスト1Fは12秒1の脚で伸びて半馬身遅れました。相手には遅れましたが、ラストまで手綱は引っ張りきりで、追えばいくらでも伸びていきそうな手応えの良さはありました。全体時計は自己ベストを大きく更新しており、ラスト2Fも12秒5－12秒1の好ラップをマークと時計も抜群です。1週前もCWコースで併せ馬を行い、6F78.6－1F11.9の一番時計をマーク。しまいは先週・最終といい脚を使えており、武器であるラストの瞬発力はしっかり発揮できる状態にありそうです。調整過程は申し分なく、ここは万全の態勢でレースに臨めそうです。

イングランドアイズ（牝3、安田翔伍厩舎）

4/19（水）栗東・CW（良）6F85.2－5F70.0－4F54.2－3F38.2－1F11.4（馬なり）

栗東CWコースで2頭併せ。3歳未勝利の僚馬デルマモナークを5馬身半追走し、4コーナーは外を大きくまわって徐々に進出。直線序盤でもまだ2馬身ほど差はありましたが、促されると鋭く反応してラスト1Fは11秒4の脚で交わして半馬身先着しました。全体時計は平凡ですが、道中はしっかり脚を溜めて最後に弾ける競馬を展開出来て、大きく追走した相手にもしっかり先着と、好内容の追い切りを消化しています。1週前も坂路で4F51.8－1F12.2をマークし自己ベストを更新。繊細なところがあり気性の難しい馬ではありますが、追い切りでは道中折り合ってしまいはしっかり伸びています。前走でマイルG3のクイーンCを経験したことの効果も大きそうで、ここはもう一段上の走りが期待できそうです。