アメリカンファラオ、今春から種牡馬としてデビュー

米国の現地時間1月16日、フロリダ州にあるガルフストリームパーク競馬場で「エクリプス賞」が開催された。エクリプス賞とは日本で言うところの「JRA賞受賞馬選考委員会」のようなもので、アメリカ競馬における各カテゴリの年度最優秀馬、騎手が表彰される式典である。

2015年の年度代表馬には、1978年のアフォームド以来になる3冠を達成したアメリカンファラオが選出された。投票者は各部門ごとに1位から3位までの順位をつけて投票する制度となっており、年度代表馬に選出されたアメリカンファラオは261人という投票者全てから1位評価を受けてのものであった。満票での選出は1981年のジョンヘンリー以来で史上2頭目となり、さらには年度代表馬だけでなく最優秀3歳牡馬にも満票で選ばれ、記録づくしの偉業となった。

2015年10月に出場したBCクラシック(G1、キーンランド)を最後に引退したアメリカンファラオは、今春からケンタッキー州のアシュフォードスタッドで種牡馬として活躍する予定。なお、交配料は20万ドルで日本にして約2,300万円となっている。

エクリプス賞のその他の選出馬は以下の通り。