【根岸S予想2016】フェブラリーSを目指す3頭が激突!
31日は東京競馬場・ダート1400mで「第30回根岸ステークス」が開催。本競走の1着馬には2月に行われる春のダート王決定戦「フェブラリーステークス」の優先出走権が与えられるため、フェブラリーSへの出走権を求めて挑む馬も多い。本番のフェブラリーSを占う上でも見逃せない一戦である。今回登録馬の中でも注目したい馬を3頭紹介しよう。
まずはタガノトネール(セ6)。地方交流重賞での出走が続いており、佐賀の重賞で勝利を収めた後は盛岡の南部杯、前走の武蔵野Sでも2着と好走を続けておりここまで順調に駒を進めてきている。特に前走は、G1馬のノンコノユメにゴール寸前で差されたものの、ハナ差の2着で差のない強い競馬を見せた。ここを叩いてフェブラリーSに臨む過程を描くのであれば、ここは勝っておきたい一戦だ。
2頭目はモーニン(牡4)。デビューこそ3歳の5月と遅い時期であったが、デビュー戦で快勝した後も連勝を重ね、古馬相手に完勝を重ねあっさりオープンクラス入りを果たした。デビューから4連勝の負けなしで挑んだ5戦目の武蔵野Sでは、ノンコノユメやゴールデンバローズといった並みいる強豪がいる中1番人気に支持された。結果はノンコノユメとタガノトネールの前に屈したものの、重賞初挑戦ながら3着と健闘した。しかし賞金面でフェブラリーSの出走が厳しく、フェブラリーSへ向けて賞金加算のため本気度は高い1頭といえるだろう。ここはかなり良い状態で挑んでくるのではないだろうか。
最後の馬は、グレープブランデー(牡8)だ。2013年のフェブラリーSの勝ち馬で今年8歳を迎える古豪。別定戦のため斤量が見込まれるので、8歳馬には酷な状況ではあるがG1・2勝馬という実績からもまだ好走に期待しるファンも少なく無いだろう。2走前の武蔵野Sでは勝ち馬とコンマ9秒差と差があるが、鞍上の騎手が日本でそんなに乗っていない外国人騎手でダートに不慣れだったことを差し引けば、そこまで評価を下げる必要もないだろう。
上記で紹介した3頭は去年11月に開催された武蔵野Sでも戦っており、この時はタガノトネール2着、モーニン3着、グレープブランデー5着という決着となっている。武蔵野Sの再戦とも言える本競争で、どの馬がどれくらいの成長をしているのかも注目したいところである。