G1・7勝のテイエムオペラオー、亡くなる

G1・7勝の記録を持つ名馬、テイエムオペラオーが亡くなったことが明らかになった。20日にJRAの公式ホームページで発表された。

同馬は17日、種牡馬として繋養(けいよう)されていた北海道新冠町の白馬牧場で心臓麻痺を発症し、亡くなった。22歳だった。

デビューから引退するまでの26戦全てで手綱を握った和田竜二騎手は「突然のことで驚いており、大変ショックです。元気そうなうちに会いに行きたかったのですがなかなか機会がなくて…。同世代の馬が亡くなったというニュースを耳にするたび気にはなっていました。これからは天国から見守ってほしいと思います。」とコメントした。

テイエムオペラオーは1998年8月に京都でデビュー。翌年の1999年に皐月賞を制し、2000年には天皇賞春、宝塚記念、天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念と破竹の進撃でG1を5勝し、年間8戦8勝という偉業を果たし同年の年度代表馬に輝いた。20世紀最後の年ということもあり、「世紀末覇者」と呼ばれるなど大きな反響を集めた。また、2017年にアロゲートが記録を塗り替えるまでは、歴代獲得賞金で長く世界1位に座に君臨していた。2004年には顕彰馬に選出され、名実ともに歴史的名馬となった。

2001年の有馬記念(5着)で引退し、引退後は白馬牧場で種牡馬生活を送っていた。通算成績は26戦14勝。テイエムオペラオー号のご冥福をお祈りいたします。