ダービー17着のジャンダルム、凱旋門賞へ出走しないがフランス遠征を行う理由とは?

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日本ダービーで17着に敗れたジャンダルムが、秋はフランス遠征を行うことが分かりました。30日、同馬を管理する池江調教師が明らかにしました。

凱旋門賞に登録していたことから、初報で勝手に凱旋門賞へ向かうものと思いましたが、池江師によると出走する予定は無いそうです。

凱旋門賞は出ないが、フランスへは遠征する。となると、一体どのレースに出走するのでしょうか?「ダービーは結果的に距離が長かった」とレース後にはコメントしていることから、ダービーより短い距離を使うのは間違いないと思いますが、秋のフランスでダービー以下の距離で行われる重賞はそう多くありません。

池江師が今年の弥生賞後(3着)に、「本質的にはマイラー」とコメントしていたことや、ダービーでは掛かり気味で折り合いを優先せざるを得なかったことを考えると、マイル路線ではないかと推測できますが、詳しいレースは発表されておりません。

秋のフランスだと、9月に行われるマイルG1のムーラン・ド・ロンシャン賞や、10月に行われるマイルG2のダニエルウィルデンシュタイン賞、同月に行われる1400mのG1のフォレ賞などがあります。マイル以下ならスプリンターズSやマイルCSが国内にもありますが、それでも海外へ向かうのは海外遠征に積極的な前田幸治オーナーの意向があるからでしょうか。もしくは、同じ前田オーナーが所有するクリンチャーも凱旋門賞へ登録していることから、この帯同馬として遠征する可能性も十分考えられます。

出走させるならぜひともマイルを走らせてもらいたいところですが、スポーツ新聞社のスポーツ報知では中距離路線へ進む可能性を示唆しております。父はKitten's Joy、母は名スプリンターとして知られたビリーヴという血統や、ダービー後の「4コーナーの手前でいっぱいいっぱいに。距離なのかな…」という武豊騎手のコメントなどからも、やはりマイルがベストではないかと個人的に感じていたので、今回のフランス遠征然り、中距離レースへの参戦の可能性など、陣営の意外な選択には少々驚かされました。

いずれにせよ、武豊騎手と共にフランスへ遠征するからには勝ち負けまで期待したいところ。今後の情報にも楽しみに待ちたいと思います。