【ローズステークス2023】成長著しいコンクシェルに期待

いよいよ今週は牝馬三冠最終戦の秋華賞へ向けたトライアル「ローズS」が開催。

夏を越して成長してくる馬も多く各馬の評価が難しいところですが、今年はそんな中でも特に成長を感じた馬を狙ってみたいと思います。

今回最有力視したい馬はコンクシェルです。

鞍ヶ池特別、不知火特別と夏に連勝で勢いに乗ってきた上がり馬で、とくに2走前の鞍ヶ池特別が圧巻でした。スタートからすっとハナに立つと、後を追った2着馬のアイオブザストームを最後は5馬身突き放す強い勝ちっぷりでした。

勝ち時計は1分32秒3と優秀で、このレースの出走馬のうち3頭が次走で勝利しており、レースレベルも高かったと見ています。

課題となるのは阪神の1800mでしょう。前走の不知火特別も1800mでしたが、平坦の小倉コースということで、急坂がある阪神でもこの距離をこなせることができるのかという点がポイントとなりそうです。

ただ、開幕2週目でまだまだ前有利な馬場が想定できる中、悠々と逃げていく競馬もハマりそうな気配。明確な逃げ馬もこの馬くらいしかおらず、ここは前目から自分の競馬ができる可能性は高いと見ています。ということで本命はコンクシェルです。

続いて相手ですが、対抗馬として有力視しているのはオークス・4着から参戦するラヴェルです。

昨年のアルテミスSを制し重賞初制覇を果たしましたが、その後は阪神JF・11着、桜花賞・11着と阪神マイルのG1で2戦続けて惨敗。

しかし、前走のオークスでは普段よりも前目からの競馬を展開して4着に善戦し、先行策でも目途を立てたのは好感が持てます。先行勢が壊滅した中でこの結果を出せたのも評価できる点で、元々はリバティアイランドに勝利したほどの馬で能力も上位。

オークスでは直線に入ったところの手応えは抜群でしたが、あと一歩馬券圏内に粘りきれなかったのは距離が長すぎた可能性もあるでしょう。1800mへと距離が短縮されるのはプラスに働きそうで、パフォーマンスも上がってくると見ています。

ということで今年のローズSは本命コンクシェル、対抗ラヴェルという予想で勝負したいと思います。