【JRAスプリンターズS2023】1週前追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3を公開
秋の短距離王者決定戦「スプリンターズステークス」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回はその中でもとくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみましたので、予想の際にお役立てください。
ナムラクレア(牝4、長谷川浩厩舎)
9/21(木)栗東・CW(良)6F81.8-5F66.3-4F51.4-3F36.6-2F22.9-1F11.3(馬なり)
浜中俊騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。3歳1勝クラスの僚馬ウインルーティンを追走し、4コーナーでジワジワと差を詰めると、直線は騎手の合図に鋭く反応し、内から一気に加速してラスト1Fは11秒3の切れ味で伸びて1馬身半先着。前半はかなりゆったりと進めていましたが、徐々にピッチを上げていき、ラスト2Fは11秒6―11秒3という圧巻の好ラップ。目一杯追われずしてこの加速ラップは優秀で、動き自体にもまだまだ余裕がありました。昨年はコースロスもあって5着に敗れましたが、確実に成長しており巻き返しの期待十分です。
メイケイエール(牝5、武英智厩舎)
9/21(木)栗東・CW(良)4F51.9-3F36.7-1F11.6(馬なり)
池添謙一騎手を背に栗東CWコースで単走。終始馬なりで最後の直線も手綱を持ったままでしたが、やや抑え気味ながらもラスト1Fは11秒6の好時計をマークしてゴール。滑らかな加速ラップでしたが最後まで加速し続ける走りが出来たのは好感が持てます。今回、中の形状が普段のハミと違うものを採用しており、折り合い面の我慢が普段より利いていた印象。スムーズな加速ラップもハミを替えた効果であれば、パフォーマンスも上がってきそうです。中2週の中山遠征だった昨年とは打って変わって今年はじっくり調整されてきている点も好材料。1番人気の期待を裏切ってしまった昨年の雪辱を果たせられるかに注目です。
マッドクール(牡4、池添学厩舎)
9/21(木)栗東・CW(良)6F81.8-5F66.4-4F51.4-3F36.2-2F22.1-1F11.1(馬なり)
坂井瑠星騎手を背に栗東CWコースで単走。終始ゆったりとした流れで2Fから追われるしまい重点の内容で、ラスト2Fは11秒0―11秒1の好ラップでまとめてゴール。1週前にCWでしまいに早い時計を出してくるのはお決まりのパターンですが、ここまでの鋭さを見せてきたのは初めてです。前走のCBC賞でも追い切りの時計は良く、推進力の高さを感じさせる良い動きを見せてきましたが、本番はスローペースとトップハンデが響いてか9着に敗退。素質は高く状態面も良好であることは確か。あとは本番で条件が揃えばG1タイトルも届く1頭です。