【きさらぎ賞2016予想】サトノダイヤモンド重賞もムチを使わずに勝てるのか?

2/7(日)京都競馬場で開催される「きさらぎ賞」に注目の3歳馬が2頭出走いたします。まずは、デビュー戦から一度もムチを使わずに勝っているサトノダイヤモンド。そしてそのデビュー戦で2着に完敗していたロイカバード。どちらも2勝を経てきさらぎ賞に挑みます。

ルメール騎手以上にお手馬豊富な武豊騎手。ロイカバードがここも勝つようだと、弥生賞・スプリングSの結果次第では本番はこの馬で、という可能性もあります。母系との縁・現状での実績から言えばエアスピネルが筆頭ではありますが、朝日杯は出し抜けを食らった、というよりも切れる脚ではリオンディーズに叶わないことを露呈してしまった競馬だったと個人的には見ています。そういう意味では今回のきさらぎ賞、武豊騎手の今年のクラシック戦線のパートナーを決める意味でも重要な一戦となりそうです。

対するサトノダイヤモンド。初戦で封じたロイカバードに負けないだろう、と誰しも考えるでしょうし、おそらく推定ですが1番人気になりそうです。問題は「ムチを使わずに勝ってきた」ということくらいでしょうか。楽勝に悪い意味でも慣れている馬は、タイトな流れ、競馬になったときに案外伸びないケースもあります。今回逃げ・先行にも強力なライバルでもあるウルトラバロック、ロワアブソリューがいます。速いゆるみのない流れになったときに、果たしてとまどわないかどうか。とはいえ、その程度で凡走するようではとてもクラシック本番での好走もおぼつきません。

昨年からの流れでは「評判・良血」馬が順当に勝ち上がってきています。そういった意味ではサトノ・ロイカバードのワンツーが濃厚ではありますが、今年まだ重賞未勝利のルメール騎手よりも、馬券妙味で考えるならロイカバードの単勝ではないでしょうか。