【スプリンターズステークス2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3を公開
秋の短距離王者決定戦「スプリンターズS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ナムラクレア(牝4、長谷川浩厩舎)
9/27(水)栗東・坂路(良)4F53.4-3F38.4-2F24.2-1F11.7(馬なり)
栗東坂路で単走。しまい重点に追われてラスト1Fは11秒7をマークしてゴール。気負うことなくしっかりと折り合い、しまいは鋭さを見せてと緩急がついた好内容の追い切りを消化しました。1週前は浜中俊騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、一杯に追われて6F81秒8-1F11秒3をマーク。古馬1勝クラスの僚馬ウインルーティンと併せて、直線は内からラスト2F11秒6-11秒3の加速ラップで交わして食い下がる相手を1馬身半突き放して先着しました。1週前は珍しくCWコースできっちりと負荷がかけられ、最終では余裕残しという流れ。落ち着いて折り合えており直線も弾むような脚さばきを見せ、好調ぶりがうかがえます。
マッドクール(牡4、池添学厩舎)
9/27(水)栗東・坂路(良)4F50.3-3F36.3-2F23.7-1F12.2(馬なり)
栗東坂路で単走。坂の序盤で内へささり気味にスライドしていきましたが、内ラチ沿いを一直線に駆け上がり迫力あるフットワークで伸びてゴール。全体時計の50秒3はこの日の2番時計で、手綱を抑え気味でこの時計を出してきたのだから追った際にはしまいの時計もさらに縮めていたでしょう。1週前は坂井瑠星騎手を背にCWコースで一杯に追われ、6F81秒8-1F11秒1の好時計をマーク。調教駆けするタイプではありますが、しまい2Fは11秒1-11秒0という圧巻の加速ラップを叩き出しており、4Fの自己ベストも2秒以上更新と過去一番で動けている印象。最終追いはやや暴走気味とも捉えられる追い切りではありますが、本番も元気一杯に爆走してくれそうな気配もあります。
キミワクイーン(牝4、奥村武厩舎)
9/27(水)美浦・南W(良)5F65.6-4F51.0-3F37.2-1F11.8(馬なり)
美浦の南Wで2頭併せ。4歳2勝クラスの僚馬フリートオブフットを4馬身ほど追走し、4コーナーで内から一気に取り付くと、直線は一杯に追われる相手を尻目に馬なりのまま突き放して1馬身半先着。1週前は横山武史騎手を背に南Wで併せ馬を行い、強めに追われて5F66秒9-1F11秒4をマークし、楽々と3馬身先着しました。先週・最終と活気ある動きで併せ馬を圧倒しており、時計・動きともに文句なしの内容です。前走のキーンランドCでの追い切りではダート調教で負荷が足りていない印象がありましたが、今回はウッドでしっかりと負荷がかけられており、上昇が期待できそうです。