【府中牝馬ステークス2023】出走予定馬の予想オッズ＆過去10年のデータから読み解く傾向

今週はエリザベス女王杯の前哨戦で古馬牝馬限定の「アイルランドトロフィー府中牝馬S」が開催。マイル路線から中距離路線まで様々な馬が集まるため、各馬の評価や力関係が非常に分かりづらく、波乱の決着もしばしば見られる一戦です。今回は過去10年間のデータをもとに府中牝馬ステークスの傾向を探っていきたいと思います。

■上位人気の勝率低め、波乱含みのレース

人気は「4番人気」が最多の4勝を挙げており、勝利数は断トツです。「1番人気」は1勝、「2番人気」は0勝、「3番人気」は1勝と上位3頭の勝率は低めです。下位人気を見ますと「6～9番人気」は1勝、2着2回、3着4回と2・3着にはよく絡んでおり、「11番人気」と「12番人気」も1勝ずつを挙げるなど、伏兵馬が台頭するケースも見られます。上位人気の勝率が低めなので、アタマは中穴からでも十分狙えそうです。波乱の目は十分と踏んで馬券を組み立てた方がよいかもしれません。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「内枠」不振＆「追い込み」が好成績

コースは東京の芝1800mを使用。枠は「4枠」が最多の6勝を挙げており、連対数も最多で好成績です。「4枠」に入った馬は問答無用で狙ってみても良いかもしれません。また、3着内の回数は「8枠」が最多となっています。「1～3枠」は勝利数がいずれも0回となっており、内枠不利の傾向が顕著に現れています。

脚質は「追い込み」が最多の5勝を挙げています。ただ、「先行」と「差し」は3着内の回数にほとんど差がなく、比較的どの脚質もまんべんなく好走しています。勝ち馬に関しては「追い込み」タイプから出やすいという程度に考えておきたいと思います。

■馬体重の増減が「+4～+9kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数も最多の「+4～+9kg」に注目です。

■「4・5歳」が中心

年齢は、「4歳」と「5歳」がそれぞれ5勝を挙げており、とくに「4歳」は連対数と3着内の回数も最多で好成績です。勝ち馬は「4歳」と「5歳」からしか出ていないので、勝ち馬は「4歳」か「5歳」から狙うのが良さそうです。

■前走レースが「クイーンS」だった馬に注目

前走レースは、最多の3勝を挙げ、連対数と3着内が最多の「クイーンS」が参考レースとしての重要度が高そうです。前走着順は「1着」が最多の4勝を挙げており、連対数も最多です。「2着」も3勝を挙げており、勝ち馬は前走で連対している馬から出やすい傾向となっています。

■騎手は「岩田康誠」に注目

騎手は最多の3勝を挙げている「岩田康誠」騎手に注目したいと思います。